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地球温暖化に対抗すべく発見された分子組織

科学者グループは自然に地球上の大気を汚染から守りきれいにする事のできる分子を発見しました。この分子は汚染物質を水蒸気に変換して雲の形にすることができるのです。ドイツ人の化学者、ルドルフ・クリーギーが1950年代に仮説を立てたこの分子のはたらきは、酸化ニトロや酸化イオウのようにはたらきます。このような化学反応によってニトロやイオウのような水蒸気微分子を作り出し雲状にするというものです。

この分子は大気中においてオゾンと植物から放たれるその他の化学成分によって作られます。研究グループによるとこの分子を理解することがそのまま大気中におけるオゾンに存在する独立微分子の反応形式との関連を理解することにつながる重要性を持っているということです。つまりはこの反応が直接イオウとニトロ内における水素炭素の酸化に関係し、2次水蒸気の形成に関与しているというのです。この蒸気成分は光化学スモッグなどによって健康に害を及ぼすだけでなく、地上を冷却する雲の形成による気候変動の影響も考えられます。

この発見は全ての対策が出尽くしたといわれている地球温暖化問題に対して新たな可能性を与えてくれることになります。0.8%の気温上昇が本来ならば100年ペースのところが30年で起きているのも不気味なところです。

しかし、この発見が実際に温暖化をとめる効果を発揮するかどうかを決めるのは時期尚早と言えるでしょう。サンディアの研究施設やマンチェスター大学にブリストル大学のチームが共同で研究を進めていますが、実用化には更なる研究が求められそうです。

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