家はしばしば、個人的なレベルで“循環”できるプライベート空間の要素について言及されます。 実際のところ、そこは、人が物理的な安全性の一時的な静けさだけでなく、心理的な安らぎを経験する非常に少数の場所の一つです。これと関連して、建築家たちは順にその空間的な柔軟性を改善する、より統合的なハウジングへのアプローチを改めて見直しました。この傾向に連なって、デザイナーの Søren Korsgaard氏は、完全に異なるユーザーの目的のために再構成することができる、ハウジング・コンポーネント、スーパーフレックスシステムを考案しました。
氏によると、スーパーフレックスは居住空間としてだけでなく、スポーツ、ショッピング、さらには農業のような他の分野の特定の活動にも使うことができるそう。どうやってそんなことができるのか？その全体のシステムは使用者の個人的な好みによって柔軟に体積の種類を変えることのできるモジュラースコープとして想定されています。
構造的には、スーパーフレックスは３つの分離するゾーンに分けられていて、屋内、半屋外、屋外となっています。屋内スペースは壁やパネルといった分離コンポーネントはユーザーの希望によって再配置できるように可動できるものの、プライバシーは従来の範囲であります。 簡単にアクセスできること、そして外見がリンクすることという要素は、 plybooというポリカーボネートで透明なガラスのスライド式ドアや窓といった、しなやかな素材を使うことで維持されています。
ですが、このハウジングシステム全体の決定的にユニークなエリアは、その半屋外ゾーン。Korsgaard氏によれば、このハイブリッドスペースはパーティーからインドアバスケットの試合まで、様々な用途に使うことができるそうです。その異種の体積は、時間の必要性に応じて編成することのできるシンプルなディビジョンで構成されています。例えば、半屋内ゾーンを覆う柔軟性のある屋根は、日本の折り紙の柔軟性に着想をえたもの。構造的にも、屋根のデザインの繰り返しの模様は安定した三角形の配列で達します。それは審美的なバランスを与えるだけでなく、モジュラースコープで商業的にコンポーネントを生産するのを容易にもします。 また、実際に、このケースでは、気候条件によって、竹と半透明のポリカーボネイトであるplybooのようなしなやかな素材も、建てる段階で使うことができます。
フローリングは、拡張された“混合”エリアはコンクリート床仕上げになりますが、もし特定の地域で再利用されているレンガや石のおうな、より効率的な素材が特産ならば、それを台座とする変更も可能です。
最後に持続可能という観点から見てみると、このデザインは素材と空間を効率的に使うということにより焦点を当てたものです。全体のモジュラーシステムは それぞれ個々の空間要素が個人的かつ手間なく、時折変わることのある特定の機能やユーザーの循環に応じて分類することができます。今度はそれが、建物の能力に案連して電力や資源の使用を規制することとなるのです。さらに、このデザイナーは再生可能エネルギーの使用のために、特定の構造的な特質も考慮しました。例えば、柔軟なルーフィング（屋根）システムは“クリーンでグリーンな”電気のために太陽光パネルが取り付けられるようになっています。
Via: SorenKorsgaard
