適切な住宅設備を持たない貧しい人々は、時々華氏零度以下の気温の中で生きていかなければなりません。ピーター・トロニー(Peter Toronyi)は、そんな境遇の人々の為に快適さを提供するカルハ構想を打ち出しました。彼によって設計された作品は、持続性、生存、生態の3つの問題を同時に扱います。
毎年、何百人もの人々が寒さの為に亡くなります。カルハは、耐火粘土のような物質を材料にして作製されます。この物質は熱を保持する特性があり、貧しい人々が冬の間、暖かく過ごせるようになります。しかも、地元の原料を使って製造することができるので、コストを下げることができます。カルハは一人用なので、家族の人数分必要となります。そして、カルハは廃木材を燃焼して使い、燃え尽きた後も1,2時間は暖かいままでいます。
椅子のような形をしたカルハですが、それに座ると体が温められ、極端な場合、死を引き起こすこともある低体温症を防ぐことができます。トイレとしても使用できるので、夜間、カルハの上部を取り外して毛布の下に滑り込ませることもできます。それとは別に、食事を調理するストーブとしても活用できます。その多目的の用途は、更に経済的で便利になり、確実に冬の寒さを乗り切るための手段となることでしょう。
Behanceより