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モンスター北極用自動車登場!

グリーンカーのコンセプトは広く浸透しており、各自色々なエコフレンドリーカーのアイデアを発表しています。実際に考慮すべき点はたくさんありますが、排ガスゼロにエネルギー源や生産コストなどが挙げられます。実用的で経済的、メンテナンスも楽でなければなりません。

ルーマニアのデザイナー、ルリアン・ボルニックのデザインは北極の極寒の中でも進むことのできるコンセプト自動車で、興味を惹かれます。モーフェックスと名づけられたこのクルマはアラスカモーターのコンペティションにエントリーして、受賞はしませんでしたがここで取り上げるに値するインパクトを残しました。

モンスターのようなごつい見た目で、ボディーは形状記憶合金でできています。傷が付いても熱を加えればもとどおりに戻ると言う具合です。これによってよほどのダメージで無い限り板金塗装にお金がかからなくて消費者にはありがたい限りです。

北極では普通のガラスは強度が十分でないため、運転席の窓が無い代わりに周辺環境をスキャンしてホログラフ画像にて画面に出すシステムを採用しています。また500リッターを貯蔵できるスペースがあり3人乗りです。

このクルマは2つのエンジンとバラードパワーシステム社製の水素燃料電池で動きます。この水素燃料電池はリチウムイオン電池に取って代わるものとして注目を浴びていますが、これはリチウムと違って水素がほぼ無限に自然界に存在するからです。しかし出力を助けるためにここでは10個のリチウムイオン電池が使われています。面白い点としては、電源を一般電源から取るのではなく空気摩擦を使ってNiTiスキンと呼ばれる発電機構でまかなうということです。キャタピラ部分には磁場制御がされていて摩擦の発生をコントロールして省エネと高速走行を実現しています。

どれほどパワーがあるかというと、最高時速は300マイルで、これは最大8000回転で1400馬力によって実現します。雪や氷で閉ざされた場所をこれだけのパワーで走れるのは痛快でしょう。

ルリアン・ボルニックのデザインスキルは自動車にとどまらず、家のインテリアではルーマニア国内にある開発商業地域であるパラス・イアシのプロジェクトを手がけています。

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