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メキシコの学生が考案したエネルギー発電衛星

これまでの一般エネルギー源が枯渇していくにつれ、科学者の中には新しい形でエネルギーの取り出し方を考え出す人が増えてきています。メキシコの学生カール・パートは2011年未来デザインコンテストにクリーンエネルギーを作り出すユニークなアイデアで参加しました。電子メカニック電池(EMB)というシステムを使ってエネルギーを貯蔵する仕組みで、太陽電池パネルを使って発電し衛星内に貯蔵しておくというものです。これはシンプルですが大変な可能性を秘めています。

フライホイールが電池で制御されている電子モーターで回転して、バキューム状の筒内で発生する磁力で浮くようになり毎分60000回転で回ることができます。筒内はほぼ摩擦ゼロですので長期間にわたってエネルギーを貯蔵しておくことが可能なのです。発生した電気はフライホイールの速度を落としたり、モーターを送電気代わりにして使うことができます。

エネルギーは太陽電池パネルを使って集められ、エネルギーはマイクロ波アンテナによって地上に送られてレクテナが電気に変換しなおします。アンテナの角度は変えられますから軌道上から地上のいろいろな場所に送電することができます。このシステムは電池の交換などのメンテナンスも簡単です。電池は回転式円形ディスクに取り付けられておりジャイロスコープを無効にする能力を持っています。各衛星には360個の電池が搭載されており、それぞれが毎時25キロワットの電力を貯蔵することができます。

将来的にはこの衛星が地球上で増加する一方のエネルギー需要に応えて、クリーンエネルギーの作成のために用いられることになるかもしれません。

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