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マリン・バイオロジー・フィールド・ステーション:自立発電所

ストックホルムのデザイナー、ブコフスカ・アルキテキテルは、「マリン・バイオロジー・フィールド・ステーション」というプロジェクトを考案しました。このプロジェクトの主目的は、自立的な発電所を建設することです。デザイナーは、二つの目的にこの発電所を使用することを意図しています。一つ目はエネルギーを生み出すこと、そして二つ目は、情報・学習センターとして将来的に利用されることです。

Marine Biology Field Station

藻類が必要とするものとそれが建物の空間構成に与える影響をリサーチすることが、プロセス全体の価値を決定します。藻類は、自生のために豊富な水、二酸化炭素そしてミネラルや光を必要とします。日光は、強すぎても弱すぎてもいけません。藻類は、成長し密集する傾向があるため、これが起こると、日光は8cmしか届かなくなります。藻類を循環させることで、それが表面に溜まることを避けられます。

藻類を育てるには二つの方法、オープン・システムとクローズ・システムがあります。藻類が、半透明のバイオリアクターを通し光によって成長する場合、クローズ・システムと呼ばれます。デザイナーによると、これはコントロールされているプロセスなので、施設の訪問者は中に入ることができません。オープン・システムの場合は、公開されている池でにおいて、自然環境の中で藻類が育てられます。これは比較的安く済む方法なのですが、脆弱性は信憑性がありません。

結果、デザイナーは、問題に対する解決案として様々な種類のオープン・システムを使用することに決めました。直射日光は藻類に良くないため、地下バリアの中に池を埋め込み、建物の外皮に藻類を吸い上げることで、日光に当てるようにしています。この方法により、同プロジェクトについて知りたい見物者が、透明フェンスを通して外から観察することができ、透明から濃緑の密集体に藻類が変化するのを見ることができます。最終的には、プロセスは全て循環して機能し、余分な藻類を抽出してバイオ燃料が作られることで、建物のエネルギーに適用されます。

Via: Cargocollective

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