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プランタゴン社 スウェーデンで初の高層グリーンハウスに踏み出す

数年前、プランタゴン(スウェーデン系アメリカ企業)は、大都市の農園の様相を変えると予測される巨大高層グリーンハウスを設計し、建設する計画を発表しました。長期間後に、ついにプランタゴンはスウェーデンのリンコピンにまさに初めて高層農園プロジェクトに踏み出した。この革新的な「超高層グリーンハウス」は都市農業の中心となり、密集した人口都市での生産不足への解決策をもたらしてくれるでしょう。

Plantagon vertical farm

しかし、超高層農園の設計で明らかなことは、プランタゴンは当初のジオデシックドームの設計を変え、屋内で成長する苗木のショーケースのうような機能となるタワーに替えられました。この建物はこのタイプの建物では最初の原型となり、都市農業の優秀な国際センターとよばれるでしょう。 また、科学者達に最適な都市農業経営方法のための先駆的な技術を試す新しい場所となるでしょう。

超高層グリーンハウスの中は非常に多くの植木鉢があり、野菜が植えられる予定です。苗木の成長が見られるこれらの植木鉢は大きなトレーに置かれ、特別なトレーエレベーターの中へ取り込まれ、らせん状に上がっていく構造になっており、完璧な生育環境となるでしょう。苗木はトレーが、らせん状にゆっくり下方へ移動し、地階に着く頃には収穫されます。食物の収穫は自動収穫機で数回にわけて行われます。収穫後、空の苗とトレーは殺菌され、新しい種を植えるために分けられます。グリーンハウスの主な機械はビルの地階に設置されています。

途中で、地元の肥料と苗木の残りは嫌気性消化装置でバイオガスの製造の用に集められます。発生するバイオガスは除湿のための冷却装置、及び、ボイラー等のグリーンハウスの冷却と暖房メカニズムや高層ハウス内の暖房の電力に使われます。このバイオガスの自己生産によって、ビル全体が持続可能で費用効果が高くなります。肥料の使用や収穫作業を減らすことになるこの技術によって、水消費量や土地の利用が減るのと同時に、一年中より良い品質の生産が可能となります。

この大掛りな超高層グリーンハウスの建設は完成までに1年から16ヶ月ほどかかります。しかし、原型が成功していることが保証されれば、都市農園の分野において先駆的解決策となるでしょう。

Via: Treehugger

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