ecofriend.com

触媒を付けた衣服が空気を清浄化する

現在の汚染レベルは驚くほど高く、この傾向を覆すか、少なくともくい止める方法を見つけるよう、専門家達を促しています。 しかし、個人レベルで解決するには難しく、殆どの人々が汚染を低減する為に、どのようにすれば貢献できるのか、その糸口が見つからないのです。 しかし斬新なアイデアがあり、人々に汚染物質を吸い上げる衣服を身に着けるだけで、空気を綺麗にする事に貢献できる機会を与えています。

Catalytic Clothing

ロンドン服飾大学の教授トニー・ライアンと化学者のヘレン・ストレイが概念化したものは、空気中の揮発性有機化学物質を吸い上げる触媒を、服に噴霧する事です。

2人はエジンバラ国際科学祭に出席を予定しており、彼らの作品を展示する為に3月に始める計画です。 ライアンは触媒をかけたデニムニットとソックスとポシェット(スコットランドの伝統衣装の一部で、腰の周りに着けるポーチ)を、ストレイはビビアン・ウエストウッドのトップスと夜会服で観客を楽しませる予定です。

2人の触媒を付けた衣服には、日焼け止めクリームで使用されているナノチタニアのコーティングが含まれています。 この溶液は、光と酸素ががある所で反応を起こすと言われていて、空気から一酸化窒素を除去し、それを硝酸銀に変える事で洗い流すことが出来ます。 ナノチタニアはまた、中国の化学者が自律クリーニングシャツを作るために使用されています。

ライアンによると、一酸化窒素は喘息を引き起こす可能性があると言います。 触媒型衣服がどれだけの効果を及ぼすのか全部は把握できていませんが、環境の為に良い事をするファッションを見るのは嬉しいものです。 ナノチタニアの使用によって起因する危険性を排除し、全てのプロセスがさらに調整されたなら、少なくとも人間の人口分だけ温室効果ガスや空気汚染に貢献し、立ち向かえるかもしれません。

 

Via: スマートプラネット

Today's Top Articles:

Scroll to Top