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CASEが水耕植物に基づいた空気浄化システムを開発

室内の空気をきれいに保つということは、ちょっと値段の張る空気清浄機を設置でもしない限り、大変な仕事。もしあなたが、空気を汚染がない状態にするのに、室内で植物を育てればそれが助けになると考えているなら、もう一度考え直したくなるかもしれません。植物が空気の浄化を助けるというのは本当ではありますが、それはごくわずかな程度。植物で、空気をかなりきれいにするということと密接に関わっている主な部分は(根圏と呼ばれている)、根の近くに位置しているのです。  そして、根が植木鉢の奥深くに埋まっているので、その部分は潜在的な浄化に至ることができません。 しかし、CASEの研究者達の言うことが信じられるのであれば、この根圏をきちんと機能させる方法があるかもしれないのです。 このグループは、アクティブ・モジュラー・ファイトレメディエーション、またはAMPと呼ばれるシステムを通して、そのような方法を開発したと言っているのです。

SOM’s Giant Vertical Flower Pot

AMPシステムは、真空成形されているプラスチック製の穴あきや灌漑シートで構成されています。このシートでユーザーは、水耕植物の壁を持ち上げて外に出すことができます。 植物は灌漑シートに入れられ、根っこが空気中の毒素にさらされます。その壁の形が、汚染物質を根っこまで導き、根っこでは根圏がその役割を果たすことができるのです。

ならば、正確には、何が空気のフィルターとして機能するのでしょうか?根に住んでいる微生物は、揮発性有機化合物(VOC)や他の汚染物質を吸収し、それらを非毒性の素材に分解します。一旦空気がフィルタリングされると、AMPシステムを通って戻り、部屋の中を循環します。このシステムがどれほど効果的であるのか疑問に思っているなら、CASEはそのシステムで、オフィスの汚染は最大80%まで減らすことができる、と言っています。 もしそれが本当なら、建物に新鮮な空気を送り込む必要はなく、ということは換気システムで使われる消費電力を最大60%減らすことができます。

今の段階では、AMPシステムはまだ試験段階です。このシステムが実用化すれば、陰気な古い空気清浄機の代わりに、オフィスの壁が水耕栽培の植物で一杯の状態になるのを見るようになる日も近いかもしれませんね。

Via: Fastcodesign

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