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アウディR18 e-Tron クアトロ、ル・マン24時間耐久レースを目指す

最近アウディモータースポーツが、新しい2012年版ル・マンプロトタイプを発表しました。これは高性能TDI ディーゼルエンジンと、ハイブリッド技術を組み合わせた四輪駆動です。ル・マンプロタイプは R18 e-Tronクアトロは、5月5日のベルギーのスパ=フランコルシャンでの6時間レースでデビューし、再びび2012年6月16日、17日にル・マンの24時間レースに再登場します。スパ=フランコルシャンでは、ディンド・カペロ、トム・クリステンセン、アンドレ・ロッテラー、アラン・マクニッシュ、マルセル・ファスラーなどが参加する予定です。

Audi R18 e-tron quattro

車の外観は、レースカーに似ていますが、内部のハードウェアは全く違いデザインも一新されています。標準的なLMPレーシングカーは、内燃エンジンが一つの軸を動かすのに対して、電気自動車は電気モーターが二つ目の軸を動かします。 R18 e-Tronは、ブレーキが踏まれると運動エネルギーを回生し、電力としてフライホイール蓄電装置に保存し、前輪の電気モーターに送ります。フライホイールは、スピードが時速120kmを超えると前輪にエネルギーを放出し、後輪では375kW V6 TDIエンジンが510馬力を生成します。なぜ時速120 kmを超えなければエネルギーを放出しないのでしょうか?それはフライホイールに蓄えられた膨大な運動エネルギーを放出すると、低速では前輪の熱が上がりすぎるためです。

車に重いハイブリッドシステムを搭載しているため、ギアボックスはカーボンファイバー複合材の筺体を使い、複雑な駆動系を原因とする重さを軽減しています。耐久レース用の車にカーボンファイバーのギアボックス筺体が使われるのは初めてのことです。

ギャラリーでは、アウディのR18 e-Tronクアトロ LMP1 レースカーの姿が見られます。6月はまだ先ですが、しばらくの間画像を見て紛らわしてください。

出典:Greencarcongress

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