近代建築物のほとんどが見た目はカッコいいのですが環境に与える影響に関してはほとんど考えられていなく、いい建物ではあるもののエネルギーを莫大に消費して温暖化ガスもかなりの量排出して大気汚染に拍車をかけているということは紛れも無い事実です。しかし、それでも環境に対する影響の少ない建物をデザインしようとする動きはあるわけで、アルップ社は先ごろウィーンにある巨大病院クランケンハウス・ノード・ウェイン病院の建築デザインを手がけることになり、建築デザインと周辺環境にたいして革命的な変化をもたらそうとしています。
クランケンハウス・ノード・ウェイン病院のデザインの契約を勝ち取ると同時に同社は健康関連分野での特殊技術においても世界的に名が知れ渡ることになります。この病院は年間２５００００人の外来患者を受け入れ、４００００人の入院患者を抱え１６０００種類の手術が執刀されることになっています。建築にはおよそ５億ポンドが費やされて先ごろスタートしたばかりですが、世界的規模にするようにとさらに５億ポンドが追加されることになりそうです。このプロジェクトは２０１６年の完成を目指しています。
この病院の完成の際には関係各部署は現存の周辺健康施設の再編に着手することになります。同院がすべてにおいて高い基準を満たすようにとウィーン市と病院機構は新しい継続利用機構のガイダンスを練り上げました。病室は８００あり、屋上ガーデンや明かりをいっぱい取り込む中庭に始まり、太陽光をたくさん取り込むようなデザインで中庭にも様々な水や芝生の景色が見てとれます。病院の高さは５５メートルにセットされ２４００００平方メートルの敷地面積を誇ります。
完成の際にはこの建物は環境にやさしくて広大なだけでなく、病院関係者もしっかりサポートする役目を果たすことになります。
