過去10年にわたって、太陽のパワーは世界各地に多数の太陽発電システムを配備してきた。このシステムは費用効率がよいだけではなく従来の必須要件である送電線網への依存度もまた減少させる効果もある。太陽のパワーは予算どおりに、予定どおりに、太陽熱発電所を建設し連結させる。現在、エストレマドラと呼ばれているスペインの西部の広大な土地に、この類では地域最大となる太陽光発電施設の建設計画が進んでいる。2014年に建設が始まり、完成までに1年を要する計画となる。
その規模の大きさはさておき、このプロジェクトにより、いずれエストレマドラに太陽光発電ブームが到来していることが証明されることになるだろう。このプロジェクトのもっとも特筆すべきことはこの特殊な計画を実行に移すに際して、政府からいかなる助成金も受けとることは考えていないということだ。このプロジェクトはドイツの企業SAG Solarstromにより計画が進められている。このSAG Solarstromは地元の開発業者と連携して住宅および商業目的向けの太陽熱プラントを建設している企業だ。このエストレマドラでの最新のソーラープロジェクトはヨーロッパでの同様のプロジェクトの4倍の規模になる予定だ。最近の調査から、この地域の太陽のエネルギー准位がヨーロッパ最大であることは周知のこととなっている。その結果、現在この地域では数多くの太陽発電プラント建設が計画されている。太陽発電施設のある建物として2013年に日の目をみることになるが、完成が大変待ち望まれている。そしてそれは2000を上回る雇用を創出することになるだろう。
このソーラープロジェクトは助成金に頼らずに国内で計画されたプロジェクトであり、この種では5番目だ。浮上しているプラント建設計画のほとんどすべてに対して、補助金の支給は取りやめになった。助成金の交付を中止したことにより明らかになったことは、助成金の交付がなくてもテクノロジーは実現可能であり、規模の大きい太陽発電所はそれに頼ることなくても採算がとれるということだ。しかも、このような規模の大きな太陽光発電施設であればヨーロッパばかりでなく国家のランドマークにもなるのだ。
Via:Bloomberg