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塩に耐性のある小麦は、食糧不足を軽減できる

土壌に塩分があるということは、気候変動のために世界中の農家が直面している深刻な問題の1つです。 塩分を含む土地で穀物を栽培することは全く不可能であるということはご存知かもしれません。植物は、その葉っぱに入るナトリウムのために駄目になってしまいます。オーストラリアの研究者の何人かは、この問題に対処する素晴らしい働きをしています。彼らは、その葉からナトリウムを除去し、塩分のある土地で栽培しても、普通のものより25%成長する新しい小麦の品種を開発しました。

New variety of salt-tolerant wheat could help address food shortages

この画期的な発明は、CRISOプラントインダストリーと、アデレード大学の研究者グループがもたらしたものです。彼らは、遺伝子操作をしない穀物の品種改良技術によって、塩分に耐性のある小麦を開発しました。研究者達によると、この小麦の品種は、世界中の、塩分がある土壌に植えることができるので、近い将来土壌に塩分があるという挑戦に直面する地域でも植えることができるといいます。

研究者達は、15年経った小麦の菌から遺伝子を発見。この遺伝子は塩分に耐性があることが分かり、もっと種を作り出すために使われましたが、自然に害がないだけでなく、環境にやさしいと、 Waite Research Instituteで、リサーチアンドサイエンティストの著者のMatthew Gilliham氏は言っています。

Gilliham氏によれば、世界はこれから、土壌に塩分を含むというとても大きな問題に入るところだといいます。今の時点では、世界の農業用地の20%以上が塩害に遭っているということです。気候変動と、海面上昇が、これから先、この塩害の被害を更に拡大させることになるでしょう。

さらには、2050年までに、必要な食料の量は今の2倍近くになります。なので、上昇する食糧の需要には、塩害に強い小麦や他の穀物だけが対処することができるのです。オーストラリアの研究者達は、自分達の調査をネイチャー・バイオテクノロジー・ジャーナルに掲載し、今世界中から莫大な評価を得ています。

Via: The-Conversation

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