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グリーンランドの氷床は、前に考えられていたよりも気候変動の影響を受けやすい

気候変動は、以前に考えられていたよりももっと早く進んでいるようです。グリーンランドの氷冠は、予想されてたよりももっと気候の変化に敏感であることが分かりました。実際、 ドイツとスペインの研究者たちの報告によると、氷床は危険な領域に近づいているかもしれないとのことです。 これが本当なら、他の生態的に敏感なエリアも、地球温暖化の影響を受けているという点で、グリーンランドの氷床などの変化に遅れをとらないペースで影響を受けていることになります。

Greenland’s Ice Cap May Be More Sensitive to Global Warming

調査によると、もし温度が摂氏1.6度上昇すれば、グリーンランドは、その氷床を再成長させる能力がないかもしれないということが明らかになりました。その調査よりも前に、氷冠はもし温度が3.1度上昇すれば影響を受けるだろうと推測されてきました。 このことは科学者や研究者達に懸念を引き起こしていて、この結果が地球に何をもたらすのかという点で心配しています。国連によれば、グリーンランドの氷床は、海面の高さを7mにまで上昇させることのできるもので、これは、ニューヨークやバンコクといった、沿岸部の都市に悪い影響を与えるのに十分です。

産業化の後で、地球の温度は0.8度上昇し、それは、氷床が融解する際に危険値として与えられた、0.8度から3.2度という範囲の、最小部分のにあたります。推定によると、氷床は、温度が2度上昇すると5万年で解けるとされています。4度の上昇なら8000年、8度の上昇だと2000年で解けてしまうとされています。

結論にたどり着くために、研究者たちは温度が例え普通に戻ったとしても再び凍る可能性は低い、より低い高度でのしきい値での3000mの厚さの氷冠が解けることの影響を計算しました。彼らはまた、暗い土地や、海の領域で、太陽光を反射するよりも吸収する傾向にあるところの熱の効果を織り込みました。

では、この兆候は地球に何を与えるのでしょうか?確かに5万年という年月ははるか先のことに思え、パニックになる必要はないと感じてしまいますが、新しい調査では、もっと脅威的な推測も明らかにされていて、現在の傾向と一緒に考えると、予想より早く沿岸部の都市が水面下に水没してしまっても驚くことではないのです。

Via: Bloomberg

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