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KarmSolarの望みは送電線網のいらない潅漑設備をエジプトの農村地域に提供することだ。

現在世界中で、電力生産の目的での太陽電池パネルの設置が空前の勢いで進んでいる。設置が進めば従来の送電線網への依存度を少なくできるばかりでなく、電気代も最小限に抑えることができる。このようにして太陽電池パネルを使って作られた電気は農業用揚水ポンプの電源として利用可能だ。これにより、高価なうえ環境にも悪影響を及ぼすディーゼルのような再利用不可能な燃料への依存度を減少させることできる。つい先日、意欲に富んだ若いエジプト人の会社が開発した揚水ポンプが賞を獲得した。送電線網に依存しない革新的な太陽光発電式のポンプだ。

Solar-Powered Water Pump to Rural Egypt

この揚水ポンプはKarmSolarが設計したもので、先週開催されたイノベーショントーナメントではじめて発表され、全審査員を感服させた。すべての審査員がその構造を高く評価した。審査員たちはその理由としてそれが膨大な数の人々に簡単に大きな影響を及ぼすものであること、ディーゼルへの依存度を減少させることになること、市場ですぐに展開されて普及可能なことなどを挙げた。太陽電池式の揚水ポンプは送電線網へのアクセスが容易でない隔絶した地域でも地下水をどっと汲み上げることができる。会社には送電線網を使わない極めて機略にすぐれた潅漑を地方のエジプトの農園に提供する目的で、獲得した賞金を利用してできる限り早く揚水ポンプを商品化するという展望がある。広範囲に亘ってエネルギー不足に陥りがちなエジプトにとって恩恵となることは明らかだ。この計画は潅漑されている土地を増やす助けとなるばかりでなく田畑でのディーゼルや電気を動力源とするポンプへの依存度を同様に減らすことになるだろう。

このプロジェクトは費用のかからない有効な太陽エネルギーによる解決策を農家に提示することにより、農業部門を最新状態にする役割を果たすとともに、収穫量増産に繋がるものと期待されている。人々の手にパワーを戻す同様な取り組みはときどき取り上げられるべきだ。政府はほかの世界中の農村地域にこのような太陽電池の揚水ポンプを設置する誘因となる措置を何か取る必要がある。そうすれば潅漑設備のない土地の膨大な分が効率的に潤されることになるだろう。

Via: Greenprophet

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