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科学者チーム「圧電ドルフィンスピーカ」を開発 イルカ音の正確な解釈可能に

人間が、動物の中で一番知性のあるイルカの社会化や情報のやりとりのプロセスを理解しょうと努めてから久しい。イルカのボーカリゼーションや聴覚構造に関して得られる研究は数多く存在する。そして今一歩進んだ研究がここにある。東京大学海洋科学技術の研究チームは「圧電ドルフィンスピーカ」を開発した。あらゆる種類のイルカ音を作りだすことが可能なはじめての水中器材だ。

Piezoelectric speaker will let researchers talk with dolphins

イルカは、情報のやりとりをヒュー、カチカチ、キーキーといった音で符号化して行っていると考えて間違いない。これらの音の背後の相互間の統一した解釈を出すことはできていない。ここで焦点となっているスピーカは圧電素子と1銀素子との組み合わせの統合体といわれる。科学者がイルカ音をほぼ正確に解読する助けとなるものだ。

人間の声(300Hz から 3KHzにわたる幅がある)と比較すると、イルカは150KHzまでの音を聞き分けることも作ることもできる。その上、多数の周波数を同時にボーカライズできるのだ。http://www.extremetech.com/extreme/129264-piezoelectric-speaker-will-enable-researchers-to-talk-with-dolphins イルカが反響定位に用いるクリック音は1KHz to 150KHzの超広域帯発光音だ。これにより、非常に正確な周辺認識を持つことができる。ドルフィンスピーカはこういったすべてのことを解釈する上でかなり有効な器材と言えるだろう。

東京大学の科学者チームはこの器材のテストをすでに実施している。器材を海洋に持ち込んでイルカの発する音を録音し、その器材で作り出したスペクトラムと自然界で録音したスペクトラムを比較検討した結果、両方のチャートに表示されたパターンが酷似していることがわかった。この技術をうまく役立てることができれば、イルカを訓練してスイマーを救助することができる日がくることが現実味を帯びることになるといってもいいだろう。

Via: Extremetech

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