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「N]:ウィートグラスを育てる屋内水耕栽培システム

ウィートグラスは細胞の活性化を促し、体内の毒素を取り除くのに役立つ植物としてよく知られている。プラスチック製のボールやポットなどを使い自宅で栽培している人をよく見かけるが、こういった栽培法は必ずしも健康や環境に良いやり方とはいえない。Jacques Perraultは、疎水性の屋内庭園「N」を開発した。ウォーターグラスの成長サイクルがベースとなっている。彼が開発した装置はウィートグラスを栽培することもできる上、飲用にジュースを抽出することもできる。

N: A hydroponic Planter

ウィートグラスはおおくの病を治すことのできるスーパープラントと言ってもいい。しかしながら、栽培するとなると大変な手間がかかるうえ、退屈な作業を伴う。従来の方法で、ウィートグラスの栽培をすると5つの作業手順を経なければならない。ひとつ間違えても時間の無駄となる。まず、種をまいて発芽させ、それから、日に当てたり、日陰に置いたりを交互にくりかえして、十分に育ち、収穫できるようになるまでその作業を続けることになる。

霧吹き、水遣り、日陰に置くこと、日に当てること、これらのうちの1つの手順を欠いても収穫に影響がでてくる。しかし、この環状の装置「N」を設置すれば、上に述べた苦労はすべて自分でする必要がなくなる。その環状のリングには数個のトレーがついていて、それぞれが一回分の分量がたっぷり入る大きさだ。ウィートグラスは水を媒体として成長する。ときどき、水がいっぱい入ったパケットを装置に挿入する。

水を補給する以外に行う人間と装置相互間のやり取りは収穫だけになる。収穫したら、ウィートグラスをジューサーに挿入してすり潰してドロドロにしてジュースを抽出するだけだ。グラス一杯のウィートグラスジュースの値段はマーケットでは2ドルから4ドルするが、家で作れば数セントだ。

「N」は、余計な費用をかけることなく、水耕栽培をまさにご自分の生活の場に応用できるので、日々の生活の中で、実現性があり、地球に優しい健康的な役割を果たすことが可能なのだ。

Via: Cargocollective

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