バイオ燃料についての誤解

バイオ燃料は、世界が環境問題に注目するに伴い、まさに時代を代表する言葉となりました。これが化石燃料に対する依存と、その燃料を使う際に発生する排気を減らすことに繋がると宣伝され、とうもろこし・エタノールなどのバイオ燃料を奨励しています。確かにバイオ燃料は、化石燃料とは違い無毒ではありますが、かと言って環境に悪影響を与えないとは言い切れません。バイオ燃料も欠陥はあるのです。

化石燃料の足跡

古い乗用車をグリーンな車に替えようとしている方々にアドバイスがあります。リンカーン・コンチネンタルのマークV、シボレーのタホー、キャデラックのような高燃費車を所有している方々です。人はまだ化石燃料の使用量が非常に高いということを認識していないようです。環境保護のためにバイオ燃料に切り替えたとしても、使用量を減らさないことには問題解決にはなりません。

環境破壊

バイオディーゼル燃料の消費量が増加し、大豆を栽培する為に特にフィリピンで熱帯雨林の伐採をもたらしました。環境を守るために環境を破壊する結果になりました。また、バイオディーゼルは、植物の長鎖エステル(脂肪酸)から作られる燃料です。この成分は通常、種子など植物の限られた部分に集中しています。問題は、その植物のごく限られた一部、乾燥した植物の数パーセントにも満たない部分のみを採取し、残りの部分は基本的にセルロースやでんぷんが含まれていますが、それを捨てることになります。植物から燃料を抽出しているというよりは、植物を廃棄している(または、それでより役に立たない何かをする)と言った方がいいかもしれません。

高い生産コスト

バイオディーゼルは、非常に高い生産コストを必要とします。その理由は、需要が拡大しているにもかかわらず、大豆(バイオディーゼルの主な供給源)から20%しか生産できないからです。リサイクル油は、コストはかかりませんが、燃料としてバイオディーゼル燃料の需要をみたすための十分な再生油がありません。当然ながら、大豆を生産、利用するために農地を耕し、大豆を実らせて、バイオディーゼルにする手順は時間が掛かります。このプロセスに必要な人員と機械は、元々高いコストに追加されます。

水危機

飲み水だけではなく、かんがい用の水も世界の多くの地域ですでに不足していますが、今、急速に増加しているバイオ燃料用の農地は、その問題を悪化させそうです。バイオ燃料作物の殆どは、かんがいの為に大量の水を必要とするので、水危機は回避不能でしょう。

食糧危機

バイオ燃料は、まるでオウンゴールをしてしまったかのように見えます。そして更に悪いことに、それらは食物をより高価にし、不足させています。国連のために、世界食糧機関と経済協力開発機構(OECD)によって共同発表された、2016年までの農業動向の一年の評価は、近い将来、食料品価格の急激な上昇を見込んでいます。サトウキビやとうもろこし、ナタネなどのバイオ燃料の作物は、発展途上国においての家畜農業の肥料となるからです。

また、増加し続ける燃料用作物への切り替えは、食料生産の農地を縮小させ、砂糖やとうもろこし、ナタネなどの必需品の価格を上げます。猛ピッチで進む資源作物への切り替えは、工業的農業を推進し、持続可能な食料生産を犠牲にし、何百万もの貧しい人々を大部分の発展途上の地方で飢えるままにしているのです。

エタノールは、ガソリンよりも汚染物質なのでしょうか?

驚くべきことに、科学者はそうだと答えるでしょう。エタノールとガソリンは、消費されるガロンにつき、空気中に同量の二酸化炭素を排出します。しかし、駆動マイルごとに比較した場合、エタノールの燃料効率はガソリンより低い為、エタノールはガソリンより54%も多く地球温暖化汚染物質のCO2を排出することになります。

そうです。バイオ燃料には、多くの環境問題が背景にありますが、役立つこともあります。いくつかの潜在的な解決策?を挙げてみましょう。

  1. 森や林を民間の自然保護団体(NGOs)の管理下に置く?(政府が公共の利益のために土地を取らないということを保証はできないが)
  2. 成長するバイオ燃料を非競争的にするエネルギー源を開発する(マンハッタン・プロジェクトのように)。
  3. 最新の避妊技術で予定外の妊娠を約50%カットし、人口を90億ではなく70億に減少させる。
  4. うまく設計された都市は、燃料の需要は少なめです。自動車技術の改善、そして、自宅勤務?

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