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本をまとめてこんな使い方も!

アーティストの発想の元は個人によって違います。あるアーティストにとっては格好の題材でも、他の者にとっては何でもなかったりしますからアートには様々な形があっていいのです。ペイントや彫刻は代表的なものですがもちろんそれが全てではありません。最近では「インストレーション」と呼ばれる新しいカタチのアートが台頭してきています。大きくてエキゾチック、ちょっと変わっていて作ったアーティストの頭の中を覗いているような感覚になれるこの作品スタイルの中でも最近目を引くのがスペインのアーティスト、アリシア・マルティンのバイオグラファと呼ばれるシリーズです。

この巨大な作品は目を引きます。通行人が足を止めるこのアートは山ほどの本がまるでホースからでてくる水のように窓から飛び出さんばかりにディスプレイされており、どうやって本同士をくっつけたのかも非常に気になります。

この作品は文化活動のメッカ、マドリードのカサ・デ・アメリカで見ることができます。1990年に設立されたこの施設は南アメリカの文化について意見やアイデアを交わす場所として用いられてきており、この作品はまさにこの場所にぴったりというわけです。

作品に使われた本は全部で5000冊、曲線のタワー状に作られており各ページは風になびくようになっていて、制約を受けずに頭の中を自由に駆け巡る知識を象徴しています。インターネット全盛のこの時代に、マルティンのこの作品が人々がより多くの本を読むきっかけになるかどうかに注目が集まります。

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