バスでの移動は排ガスを減らすのには最適ですが、普通のバスではなかなか乗って快適とはいかないものです。そこで産業デザイナーはスペースに限りがあってガソリンも異常な高さを保つ中では、ハイテクのエコフレンドリーバスに乗れば車と変わらず快適に利用できるということを一般利用者に分かってほしいと努力しています。ここに紹介するのは10台の乗り心地の快適な最新バスの数々です。
トランサロン 中国の電気バス
世界でも人口の多さと経済成長率では他に類を見ない中国では、高速でエコな効率性に優れた運搬システムが求められています。産業デザイナーのシャオ・ファンシェンは環境にやさしい都市型運搬システム、トランサロンと名づけられたこの電気バスをデザインしました。
フレイトバス 水素電気バス
一般バスとは違ってこのバスは人間と荷物を運搬することでトラックやバンも減らして排ガス削減に貢献するのです。エコフレンドリーエンジンは完全電気エンジンや水素燃料電池システムで走行ができます。
ラザン・ハイドロバス
このラザン・ハイドロバスは車内映画館が搭載されており座席は水素燃料電池で動きます。プロセスで作られる水はバスの冷却に使われ、エアコンシステムを省エネで稼動させることができるのです。燃料電池はイチウムイオン電池でバックアップされ、ブレーキ稼動によって充電することができます。
エレクトロ・バイオニック・バス
モハマド・ゲゼルによってデザインされたこのバイオニック・バスは昆虫にヒントを得たデザインが特徴的です。バスは完全電気駆動で、屋根に搭載された太陽電池パネルで発電をし、8つのタイヤは電池パックにより稼動する電気モーターに接続されています。
NTF2010 水素と電気で動くハイブリッドバス
自然運搬機構(NTF)が採用された水素・電気で動く仕組みのバスです。人々が自由に意見を交換し合う場でもある中国ギャラリーブリッジからコンセプトを得てデザインされました。
未来のバス ビッグ・ブルー・バス
エコ燃料で動くこのバスはサンタ・モニカでの使用のために開発されました。無害排ガスや隔離済み二酸化炭素などのエコ仕様のデザインが取り入れられています。また、きれいな町並みを楽しめるように窓スペースも広めに取ってあります。
マイバス 小さな体に大きな未来が
この電気乗用車は電気動力のために地球の安全に貢献しているということができます。電気制御システム、スマートクルーズコントロール、ワイヤブレーキ、後方障害物探査機にウイングミラーなどの多彩な機能が2007年ミシェラン・チャレンジ・デザイン優勝を勝ち取りました。
スリムバス 混雑する都市部に最適
未来形の「スリムバス」は幅1.2メートルのコンパクトな内蔵モーター駆動バスです。基本的には短距離の移動に使われ、5つのタイヤはハイドロ機構ウィッシュボーンで制御されて、角度のあるところでもラクラク曲がることができます。
古き良きロンドン2階建てバス
ディーゼルと電気のハイブリッドで環境にやさしいバスです。そのほかにもロンドン市内の狭い通りも楽に運転できるコンパクトサイズです。座席は特殊ブラケット構造になっており床の掃除も簡単で、バスが動き出す際には入り口のプラットフォームのライトが点いて乗客に知らせます。
ヒュンダイ燃料電池バス
最新の低フロア・エアロシティバスデザインを採用したこのヒュンダイ製の燃料電池式バスは技術革新を繰り返して最高時速100キロを達成しました。これは240ワットモーターを搭載した先代の最高時速75キロからは大きなステップアップです。最新型では100キロワットの永久磁石シンクロモーター3台が平行に並べられ300キロワットの出力によって33%高速化を実現したのです。