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レーザー波動でエネルギー危機を救えるか

アメリカ全土で一時的に使用されている総電力を想像してみてください。そのとてつもない量を1000倍したのが世界最強のレーザーで発電できる電気量です。ナショナル・イグニッション機構によるとこのシステムは192個のUVレーザーからなり、441兆ワットの電気を230億分の1秒で発電可能だというのです。

しかもこれはフュージョン・イグニッションのような割と簡単な原理で、研究室内では成功を収めています。こう考えると実用化も難しく無さそうですがそうでもありません。意外と複雑な段階を踏まなくてはいけないのです。基本的には先ほど触れた192個のレーザービームを水素を含んだターゲットに当てることで水素原子の発生を促し、エネルギーを発生させるといういわば水素爆弾の原理を採用しています。

担当した科学者によると、このシステムは波動の最後尾をターゲット中心部で計測した際に18億7500万ジュールのエネルギーを発生し、スタート時点で測った際には2億300万ジュールを発生するため合計で世界初の2メガジュールUVレーザーの誕生となったのです。

さて、気が遠くなりそうな数字の話はさておいて、このことが実際にもたらしてくれる機能こそ私たちが興味を示すところです。研究者によるとこのプロジェクトによって、また一歩太陽の表面で行われているような 新たなエネルギーの製造の実現 に近づくこととなるのです。つまりそのうちに地球の中に「ミニ惑星」をつくりそこから半永久にエネルギーを利用することができるかもしれないのです。

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