BMWの i8はただのコンセプトカー以上の位置づけがされています。スポーツカーと呼ぶにふさわしいパフォーマンスを効率よく発揮し、ウイング式ドアと独特のリアスポイラーを備えたプラグインハイブリッドバージョンで登場です。車後部には３気筒小型エンジンが積まれており、前部には電気エンジン系統が搭載されています。
ＢＭＷのビジョンとしてはまずは２つのモーターによるパフォーマンスの向上が見て取れます。時速０～６３マイルまでを５秒以下で到達し、電子制御された最高時速は１５５マイルです。１００キロの走行にわずか１リットルしかガソリンを必要としない点も特筆に価します。
ハイブリッドカーの唯一の難点といえば一度の給油における走行可能距離ですが、このｉ８はその点も解消されています。１．５リッター３気筒エンジンとのコンビで走行可能距離が飛躍的に伸びました。数値的に見れば完全電気自動車モードでは一回の充電で３５キロ以上の走行距離を超えることはできませんが。
車の見た目はＢＭＷ独特の系譜を受け継いでおり、ボディーはカーボンファイバーでできておりシャーシーはアルミニウム製となっています。両エンジン共にアクセルの上部に取り付けられており、車の中心部は特別なトンネル状になっていてハンドリング性能を損なわない形で電池が配列されています。
販売価格は１３００００ドルと高めですが２１世紀の最先端を行く車であることは間違いありません。
