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太陽電池はパキスタンの電力危機を救えるか

エコエネルギーの使用を検討しているのはなにも先進国だけではありません。パキスタンのような発展途上国も太陽電池パネルを通して発電供給を行うよう投資を始めています。このように実際には世界中の国々が迫りくる天然素材の枯渇や原油価格の異常高騰に対応すべく、あらゆる形で環境にやさしいエネルギーによる解決を見出そうと必死なのです。

太陽電池パネルは投資は一度ですみます。パネル自体の価格は高いですがメンテナンスはほとんど必要なく、コスト投資の見返りは莫大なものがあります。太陽光さえたっぷりと確保できる環境を用意さえすればあとはとくに必要なことをせずとも環境保全に一役買うことができるのです。

今現在パキスタンでは一日に16000メガワットの電力を必要としていますが実際には13000メガワットしか供給されておらず、残りの3000メガワット分のしわ寄せとして時には最大16時間の停電が起きています。真夏や真冬の厳しい季候下でこの停電が一般市民に及ぼす影響の大きさは想像に難くありません。

パキスタン国内ではこの電力不足はテロリスト問題に次いで大きな問題となっており、国民の声に応えるべく政府は電力需要に対する供給システムの整備に全力を注いでいます。

太陽電池発電を先頭に立って推進するオルタネィテブ・エナジー・システムズの代表ニアズ・アーメッド・カチア氏は国内に100万個ある井戸のポンプを太陽電池駆動に変えることで7000メガワットの節約ができるということです。ポンプは通常ディーゼルで稼動し、国内の電線から電力を取り入れているのです。

パキスタンの首相は国内の送電線が行き届かない地方の村に太陽電池パネルの設置を指示しています。現在までに国内では太陽電池街頭が設置され、さらに178.9キロワットの発電が可能な国内初の太陽電池発電送電施設の稼動テストが行われている最中です。

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