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電子機器廃棄物を有効再利用する方法とは

ゴミ問題に立ち向かうのは口で言うほど簡単なものではありません。なかには頑張ってリサイクルなどに精を出す人もいますがこの大きな地球環境問題に対抗する努力をする人は少ないものです。カンボジアはプノンペンにあるゴミ処理場に積み重なった廃棄電子部品の量と、学校にも行かずそこでゴミ遊びをする子供たちを見てダイリャ・ダンドさんは何とかしようと決意し、「シンカートイズ」という独自のプロジェクトを立ち上げて廃棄電子機器を教育玩具に変身させてきました。

ダンドさんはケイオー・ナスキュートセンターで働きシンガポールの専門会社を共同で今回のプロジェクトの実現に至りました。基本的には使わなくなった電子機器を再利用してスピーカーやマウス、PS2のキーボードにモニターなどを作り出し、恵まれない子供たちが恩恵に預かることができるようにしたものです。

ケヤノと呼ばれるモジュールはキーボードの異なるキーを叩くと違った音がスピーカーから出るようになっており、ランドマスが算数パズルがLEDスクリーンに映し出され、キーボードを叩いて答えを入力する仕組みです。また、ストーリーノリーモジュールは子供が楽しんで勉強できるオーディオブックです。

これらのモジュールはどのようなCRTモニターやテレビにつないでも使用でき、マウスで操作が可能です。ダンドさんによると、お互いに接続した状態でこのキットを使用できるようなモジュラーハードウェアを開発することが最大のゴールだということです。

増える一方の需要に応えるべく、デザイナーやエンジニアと協力して素材供給システムの整備を図ろうとしています。また故郷カンボジアに戻って地方の学校とタイアップしてパイロットプログラムバージョンの開発も視野に入れています。モジュールの販売価格は$5に抑えることで予算に限りのある学校でも購入ができるようにするつもりです。

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