エコフレンドリー移動手段の必要は自動車業界だけでなくいまや航空業界にもその動きは進んでいます。忙しい毎日の中交通渋滞を解消させるには空の旅を有効利用することが不可欠です。これまでは飛行機は大気汚染の面で非難を浴びてきましたがここで紹介する１０個のデザインはエコに排ガスを発生させずに飛ぶことのできる未来型の飛行機です。
パフィン
ＮＡＳＡ航空エンジニアによってデザインされた パフィン は静かに電気で飛ぶ排ガスゼロの飛行機コンセプトです。全長３．７ｍの幅４．４ｍのこの飛行機は垂直に離陸が可能で、搭載電気エンジンは最高時速２４１キロで８０キロの飛行が可能です。
スカイスパーク
世界最速の電気飛行機とも言われる スカイスパーク は最高時速２５０キロに到達します。特別仕様のパイオニアＡｌｐｉ３００が７５キロワット電動モーターで稼動し、バッテリーはリチウムポリマー電池を使用しています。開発チームはより長距離の飛行を可能にし、水素燃料電池を使ったエンジン技術の使用でスピードの向上にも意欲を燃やしています。
ユーネックＥ４３０
ユーネックＥ４３０は２シーター、単機エンジンでＬＳＡクラスの航空機で一般家庭の２３０Ｖ電源から充電が可能です。フル充電で２時間半飛行が可能で、製作コストはわずか＄８９０００だったこの飛行機は上海で行われた初飛行時にも静かで揺れもなかったと報告されています。４０キロワットのモーターに７２キログラムのリチウムポリマーバッテリーパックを搭載しています。
ケンブリッジ大学の完全電気飛行機
ケンブリッジ大学で作られたこの固定翼航空機 は超軽量１０キロワット電気モーターが１２個のリチウムポリマー電池で稼動します。テスト飛行は３０分間で高度１７００フィートに到達し、大成功に終わりました。デザイナーはこれに改良を加えて電源を強力にして、一度の充電で２時間の飛行で１００マイルの距離の到達を目標としています。
タウルス・エレクトロ
タウルス・エレクトロ は電気駆動にもかかわらず一般ガソリングライダー同様のパフォーマンスを誇ります。ピピステルによって作られたこのグライダーは高度３３００フィートまで６分で、そして５０００フィートまで１０分で到達しそこからは簡単飛行モードに切り替えられます。タウルス・エレクトロは世界初の２シーター、独立式電気グライダーです。
エレクトラフライヤー
エレクトラフライヤーＣは２つのカスタムメードリチウムポリマー５・６キロワットバッテリーパック（重量７８ポンド）を搭載し、デザイナーはわずか７５セントでフル充電が可能であると話します。バッテリーは飛行中もプロペラの風力発電で再充電が可能です。
サンシーカー２
ソーラー・フライト社によって開発された サンシーカー２は、１号機の技術スペックを分析した上でパフォーマンスの向上を目指して作られました。変更点としては新しい翼の形による太陽電池効率の向上、強化モーターに高性能リチウムポリマーバッテリーシステムの搭載が挙げられます。その軽量化のため飛行距離の拡大やスピード向上が期待されバッテリー自体も飛行中に交換が可能です。
バブル・プレーン
バブル・プレーン はドイツのシュバイツグムンド科学大学のローランド・セーナットによるコンセプトで、バブルプレーンは一度空中に浮くと燃料を全く必要とせずに飛行が可能です。プロペラは収納可能で空気抵抗向上にも役立ちますが、馬力が必要な際にはプロペラを取り出して小型電気モーターで稼動させます。モーターは機上発電機か翼に搭載した太陽電池パネルで発電した電力を利用します。
ハイドロジーニアス
シュツットガルト航空デザイン大学のエンジニアチームは水素燃料電池による電気飛行機の製作に力を注いできました。そこでこのハイドロジーニアスの登場となるのですがリチウムバッテリーと電気モーターは搭載水素燃料電池システムで発電されたエネルギーを使用しています。
ソーラー・インパルス
ソーラー・インパルスは機上太陽電池パネルで発電したエネルギーで飛行する最も話題の電気飛行機です。エアバスＡ３４０同様の６３．４ｍの翼の幅に一般乗用車並みの重量１６００キログラム、そしてスクーターに近いエンジン力４０ＣＶというスペックですが１１６２８個の太陽電池が翼部分に設置され、一度の充電のみで空中に３６時間連続飛行が可能です。
