ecofriend.com

MITの研究者達は自己成形する砂を企画研究中

映画スパイダーマンに出てくる「サンドマン」がどの様に現れるか覚えていますか?砂から固体の形状を作ることは出来ないかもしれませんが、MITのロボット工学のスマートマインドは「スマートサンド」から作り出した物体に形を変えることが出来ます。コンピューター科学と人工知能研究所の分散ロボット研究室(DRL)の聡明なチームが達成しようとしている事は決して誇張ではありません。

Self-sculpting sand

もしどの様に砂の粒子が物体を形作るのかまだ疑問に思っているあなたに、そのプロセスを明らかにしましょう。スマートサンドはMITの研究者達によって特別に作られたもので、永久電子磁石、マイクロプロセッサーと作業記憶装置が装備されています。必要な事は複製を作りたい物体をスマートサンドの中に置く事です。そうすればスマートサンドの粒が自動的に合体して、砂の中に置いた物体とそっくり同じ形を作ります。

この砂は、他の殆どのロボットにも使われる加算アルゴリズムの代わりに特別な減算アルゴリズムで動作します。端的に言うとスマートサンドは合流してくっ付きあって形を作り、余分な砂は下にこぼれ落ちるのです。ミニチュアロボットのレベルで形作る様子をイメージしてみて下さい。砂が物体に形を変え、余った砂は端から落ちていく様子を。この技術は革新的で、将来全く新しいレベルで再利用できる事を約束するものでもあります。

スマートサンドに物体を入れると何か他の物を合成することが出来ます。現在、MITのプロトタイプキューブは、32キロバイトのプログラムコードと2キロバイトのワーキングメモリーを装備しています。これを粒子のような小さいサンドに形を変えこの能力を持たせる必要があります。この技術を実際に具体化するには、急いでも10年後になるでしょう。しかし確かに待つだけの価値はあります。

 

Via: MIT

Today's Top Articles:

Scroll to Top