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人力車でエコロジーに行こう

近年は増加の一途をたどる交通量に対抗すべく、アメリカでは人力自動車の実用化が真剣に検討されて来ています。なかでも5月いっぱいの間行われ、「なんでも風変わりフェスティバル」と銘打たれたイベント期間においては、週末を人力車に乗って楽しもうという催しが行われています。例えば5月26日から28日の間にわたってカリフォルニアのハンボルト・カントリーで行われる「原動力グランドチャンピオンシップ」では各チームがオリジナル人力者を持ち寄り、水陸入り混じった42マイルに及ぶコースを走ります。今年で44年目を迎えるこの3日間にわたるイベントには、古い自転車をはじめとしたさまざまな「走行させることのできる物」を工夫を凝らして改良して展示する場もあり、道路だけでなく砂地をも上手に走行するために、普通にはもう使い物になりそうもない古びた自転車などに様々な改造が加えられています。

競技者に与えられる賞には、スピードを競うものから設計に優れたものまで幅広く、約10000人の観客を集めて総勢50チームが参加する一大イベントです。これに似たようなイベントとして手作りボート愛好家が自作ボートを持って集り、キーウェスト湾の水上で競争を繰り広げる「第21回シューナー埠頭ミニチュアボートレガッタ」が5月27日に開催されます。エコロジーを推奨する一環として接着剤の使用は許されず、使用できる材料は縦4インチ横8インチのベニヤ板一枚・ダクトテープ・止め金具に限られています。この大会は例年約3000人の観客を集め、45人の競技者が参加します。コスチューム・スピード・スポーツマンシップ・デザインなどに優れた競技者には各賞が贈られ、なかでももっとも人気の賞は通称「沈んでしまったで賞」です。

イベントを通して集まったお金は有効活用をしてもらえる団体に寄付され、参加者にはこの特別な週末を記念してTシャツとビールが振舞われます。

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