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家の生ゴミをエコフレンドリー資源として更に利用できる方法~それが”コンポ”です

食材の消費に関して目を向ける時に、一般的には家庭内でのケースに範囲は限られてきます。しかし食品廃棄物というものは消費者側だけにとどまらず生産過程をも含めて世界中で大きな問題となっています。統計によると、なんと世界中で一人当たり年間100キログラム(総計13億トン)の食料が無駄に廃棄されているということです。実際に金額に計算してみると、まだ食べられる食べ物を捨ててしまうことによってアメリカでは年間430億ドルを無駄にしていることになり、イギリスでは年間各家庭でおよそ250ポンドから400ポンドの損失を出していることになります。

しかし、これはお金の問題だけにとどまる話ではありません。専門家によると先進国のゴミ埋め立て地では19%以上を食品廃棄物が占め、腐敗した食材からメタンなどの有害ガスが発生してしまっています。そこでこの「コンポ」のような製品が登場し、一般家庭の台所でも簡単便利にできる食品廃棄物対策として注目を浴びる存在となっています。

見た目にはおしゃれなゴミ箱のようにしか見えないこの装置は、基本的には食べ残しの食物を捨てるために利用します。箱の下部分には、独立していながらも互いにつながっている2つの仕切り部位があります。箱に捨てられた食物はいわゆる「消化」プロセスを経て2つのエコロジー効果へと導かれていきます。仕切り部位の一つには消化プロセスを通った全ての食材がおさまり、もう一つの部位には発生したバイオガスが集められ、圧縮した上でキャニスター缶に収納することができます。

したがって、このように家庭のいろいろな場面で使用できる2種類の再利用副産物を作り出すことができるのです。作られた堆肥はガーデニングの土に最適な肥料として利用できるうえ、バイオガスにおいては、料理や電気さらには自動車などの燃料としても使用が可能です。

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