ここ数十年の間に環境は大きく破壊されてオゾン層にもかなりのダメージが与えられました。今や現代人の必要を満たすだけでなくエネルギーを節約して、国連の「Go Green」ポリシーに従うようにシステムは変わってきています。このような流れでガソリンなどの燃料価格の高騰と相まって低排ガス車の必要が出てきました。これからご紹介するのは、そうした近未来型コンセプトカーです。
1.排水利用のスカイバス
水素駆動のシャトルバスのコンセプトはポルトガルのデザイナー、アラン・モンテリアによって考案されました。これは空気抵抗に優れカーボンを発生せず、排水のリサイクルそして酸素を放出する無人シャトルバスです。このスカイバスの完成には時間がかかりそうですが、環境にはやさしい数々の機能が織り込まれています。太陽光を利用して水素を発生させ動力を得るこのバスは、定員128人でGPSとセンサーによって動きます。
2.コベントリーの高速移動システム
世界が必要としているこの移動システムをコベントリー市用に考案したのは、マシュー・プライスです。2030年発表を目指すライトレールネットワークは立ち乗りの乗客用のスペースを十分確保し、インテリアのデザインをそれほど必要としていません。このことによってよりフレキシブルで利用者に優しいデザインができるのです。座席下の荷物入れスペースは一人1つが確保され、小型モーターで動きながらレール内の電線から電気を取って進みます。モダンで近未来的な素晴らしい例です。
3.オーロラ移動システム
最先端の技術を満載したこのコンセプトはおしゃれでモダンかつエコフレンドリーな見事なものです。自然にやさしいLEDSコンセプトで新しい切り口と観点を発信してくれます。利用者に優しいGenSetGP-38プラットフォームは路線図や関連地図が表示され、人数の大小に関わらず座席を快適に使用できるよう考慮されています。そして近距離・長距離移動両方に対応します。全長86フィートのダイニング車両はオーダー、ピックアップが自然に行え、先進国が交通シムテムの更なる高級化・近未来化を図るケースにピッタリです。
4.自転車搭載ソーラー・バス
バスが止まると自転車部分が外れて、そこから個人個人で移動できるという賢い案です。バスは太陽電気で動き燃料や大気汚染の心配がありません。観光客用ですから、利用者はいろいろな観光スポットを自由に自分の好きなように快適に移動してみて回ることができるのです。このコンセプトはクキル・ハン、デヒョン・キム、ボジン・キムそしてジワン・ユンによってデザインされ、観光をより新しいカタチで面白く行えるようになっています。利用希望者はインフォメーションセンターを訪れて空席状況を確認でき、待っている間もディスプレーには次の停車地のいろいろな観光情報が流されます。自転車自身にもGPSシステムが付いており地図などの必要情報が満載されています。
5.無騒音クリスタル
デザイナーのディディエ・マンダートによって生み出されたコンセプトは、最低6人乗りで騒音ゼロの観光客用移動システムです。搭載機能も満載で旅行者にとってワクワクするような利用のしやすさです。ボディー周りもオシャレで、ユニークなカタチにハイテク機能が搭載され、情報システムやコンピューターが旅を快適にサポートしてくれます。公共交通機関も活気のある再生利用式に移行が求められる中、この最新エコフレンドリーデザインは実現化に向けて多くのデザイナーにヒントを与えてくれるはずです。