地球にほとんど悪影響を及ぼさないエコ・ビジネスのベンチャーのモデルといえば、恐らく酪農業でしょう。電気トラックがロンドンの街中を走って、ミルクのガラスビンを回収していた時代がありました。数十年もの間プラスチックを使用せず、炭素の放射もない完璧なサービスを提供していました。しかし、イギリスでは「牛乳配達車」と呼ばれるこの電気の牛乳運搬トラックは、今ではその姿を消しました。
今はスーパーマーケットでミルクをカートンで買うので、今までのミルク・サービスがなくなってしまっても驚くべきことではありません。しかし、トラックは古き良き時代のロンドンの魅力の一つで、多くの人がかつての美しい朝を思い出し懐かしむことができます。電気トラックはすべてが電気で、時速20マイルで走行し、一回の充電で80マイル走ることができました。トラックは電気を利用しているので、道路利用税やロンドン中心部中の渋滞税も支払う必要がありませんでした。そして今、別の会社がこれらの古いトラックの新しい使い道を見つけました。
数台は新鮮生野菜を配達するのに利用し、数台はチャリティー・イベントやカーニバル、フェスティバルでの乗り物として使用しています。「The Old Milk Float（古い牛乳配達車）」という名前の会社は、結婚式や社会行事にこれらの乗り物を借出しています。この乗り物は数多くの人に古き良き時代の記憶を呼び戻すとともに、いまだにかなりの人気があることを、この会社は認識しました。
Via: Treehugger
