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メルセデス・ベンツGクラス電気タイプがオランダ国防省のために登場

四角張ったスタイリングとフレーム構造のメルセデス・ベンツ Gクラスは、その構造安定性の典型となっています。ですから、この車が軍事用として世界中で選ばれているのは、ごく自然なことです。しかしデザイナーの中には、5.4リットル スーパーチャージのV8エンジンを搭載したこの車のドライブトレインのガソリン消費量が多いことに満足できないものもいました。そして彼らは低公害のGクラス電気自動車バージョンである「Gエレクトリック」を開発し、環境に優しい道を歩むことを決めたのです。

Experimental Electrified Mercedes Monster

e-Tractionという会社がデザインしたこの車のコンセプトは、世界で最も重い完全電動乗用車と呼ばれています。車輪内に取り付けられた電気モーターを原動力とするこの車は、最大トルク500Nmを発生します。また頑丈なリチウムイオンバッテリーのパックは、コンパートメント下に取り付けられて、空間効率を高めています。

こうして内部空間、特にボンネット下に広い空間ができることにより、様々な形のユーティリティが実現できます。メーカーは水素燃料電池や、よりよい操縦性のためのさらなる電池の設置場所などとしての利用を計画しています。

そして商業化の見地においては、この電気自動車はオランダ国防省のために製造されています。この車の最新のデザインは更なる開発の基準となりますが、それは即ち軍事目的のみならず、一般大衆の需要にも応えるものになるということです。

 

Via: TreeHugger

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