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カーネギー研究所の科学者たちが高圧かにおける水素の新たな可能性を解き明かす

水素は、宇宙ででもっとも豊富に存在する元素です。夜空に見える全ての星、太陽はまわり続けるために水素を使っています。また水素燃料は、未来の無公害でクリーンな燃料として、素晴らしい可能性を秘めています。そしてワシントンDCのカーネギー研究所(Carnegie Institution for Science)の研究者たちは、全く新しいレベルの水素に注目しています。彼らは水素が秘める全ての秘密を明らかにするために奮闘しているといった方が、より適切かもしれません。

Probing hydrogen under extreme conditions

研究チームは、超高圧下における水素の反応を観察する新しい方法を開発しました。チームが開発した新しい「静的圧縮」技術により、通常の大気圧に比べて300万倍の気圧下(専門的には300ギガパスカル)における水素分子の研究が可能となったのです。これまでの研究は150ギガパスカルが限界であり、この新しい技術により、このような高圧下における水素の特徴や性質を明らかにするのに役立ちました。

水素には3つの分子位相があることが知られており、この新しい静的圧縮技法によりそれらの相における性質や構造が観察できることが期待されています。また水素は、高圧下において超電導体や超流動体になる可能性を秘めています。水素は高圧下で金属になることが理論化されていましたが、現在の研究では、半金属の性質しか持たないことが分かっています。更なる研究により、環境に優しい大発明が期待されています。

Via: Carnegiescience

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