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持続可能に建設したジオデシックドームハウス

ジオデシックドームとは球の表面に配した網状の大円(ジオデシック)を基にした球形または部分的に球形のシェル構造または格子のシェルを指します。ラテン語から派生した単語ジオデシックの意味は地球の分割であり、ジオデシック線は球形上にある2点を結ぶ最短距離です。アーチ形と三角形を結合するアイデアはドイツの技術者Walther Bauersfeld氏が1922年ドイツのイエナに世界初の投影式プラネタリウムを設計した際に開発したものですが、ジオデシックドームの家の構想を練り上げたのはBuckminster Fuller(”Bucky”)氏です。Fuller氏のジオデシックドームの最初の特許は1954年に発行されました。

ここでは、ジオデシックドームの家を5例紹介します。

Bucky Dome:ジオデシックドームの家の父   

50年前BuckyことBuckminster Fuller氏は後にBucky Domeと呼ばれるドームの家を建設しました。このドームは合板を使用して建築しており、安くて簡単に建設することが狙いでした。この建設に要する時間の見積もりはたった7時間でした。後にBucky氏のドーム原理にならった多くのドームが現れました。昨今、『Buck Dome』はSave America’s Treasuresを受賞して12万5000ドルを受け取り新たな命を得ました。現在のBucky Domeは内部にはカビが発生し木材は水害を受けやすいひどい状態ですが、Bucky dome存続のための試みがなされています。

LAVA:ジオデシックドームの家    

サンゴや細胞そして泡といった自然界の能率性に触発されたLAVAのジオデシックドームの家は日常の需要を満たすためにテクノロジーが目に見えない形で組み込まれています。この家と熱帯庭園は、太陽が沈むと、葉脈のような照明装置が空間や植物そして泡形の囲いを照らし電気的体験の場に変貌します。家自体はエチレンテトラフルオロエチレン製の泡によって作ったジオデシック・スカイドームの中にあり、ドーム内はその庭園のために年間を通じて局地気候を作り出しています。ドームの中にはいくつかの居住空間が庭園に囲まれるように点在し、ふんだんな太陽の光りや新鮮な空気そして都市の喧噪から離れた閑静さを満喫できます。

ジオデシックEarth Bag Homes

Earth Bag Homesは基本的に単なるジオデシックを『生活用の包み』に発展させる第一歩です。この家では水はリサイクルし、食物は自給自足です。そして、その設計は非常に現代的であり快適さと持続可能性を併せ持ちます。このEarth Bag Homesは簡素であり増設にも対応しています。

太陽に合わせて回るドームの家  

このドームの家を設計したPatrick Marsill氏はこの家をSolaleya Dome Houseと名付けました。Marsill氏は需要が増加している電気量と持続可能性の解決策としてこの家を設計しました。太陽光パネルを最適な方法で使用するために全家屋が回転します。太陽光パネルは屋根に並列していて必要に応じて調整されます。採取した太陽エネルギーは必要な電力を必要な時に供給できて、この家を十分に効率的なものにしています。流体力学的構造のドームは暴風やマグニチュード8規模の地震にも耐えうる十分な安全性を確保しています。このようなドームを建設する理由は素早く建てることができるところにあり、Solaleya Domeもまた同様です。この家は3ヶ月足らずで建設できます。

Shawn HausmanとJessica Kimberleyのドームハウス

Shawn Hausman氏とJessica Kimberley氏が設計したドームハウスはカリフォルニア州オーハイ市郊外の山の中にあります。コンクリートの基礎を土台としたウッドデッキの上に設置されています。オーハイ市郊外の山頂に立つジオデシックドームは粉体塗装した導管とゴム引き帆布をピンと張った膜によって建設しました。このドームは直径44フィート高さ22フィートの完璧な半円形です。16フィート×30フィートの船舶用透明アクリル板製見晴らし窓からはトパトパ山脈の雄大な景色を眺めることができます。

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