デザインスタジオであるエンフォーマ＆AIMスタジオは、ソルト・タワーとコンセプト付けされた建物を、モンテネグロのブドヴァに建てる事になりました。この建築プロジェクトは、立地に考慮して発案されましたが、同時に住人のニーズにも着目し、両方を織り交ぜる事になりました。その上、エネルギー効率を良くして、二酸化炭素の排出を削減するように考えられています。通常の長方形である事のほか、見た目も塩本来の輝きを思い出させる見た目に仕上げています。
ブドヴァの沿岸は、長い歴史があります。海を背景とたこのエリアは、古風な建物で知られています。ブドヴァの美しい景観を考慮したソルトタワーは、落ち着いた雰囲気で美しい風景を損ねる事はありません。一階には、内側に流れるようなメゾネットタイプになっています。一方、最上階はオープンな空間となっています。全ての階の床は、プリズムを思わせるようなカットに仕上げられています。
ソルトタワーは、ブドヴァを見渡せるテラスに流れるような作りになっています。ブドヴァの町の建築と同様に、斜めになった一枚屋根を使い、ほかの建築物と違和感を感じさせません。一階は、インテリアとエクステリアがまじりあった空間となっています。この階には、幼稚園、銀行、そしてレストランが入る予定です。また、娯楽施設としてマッサージ、サウナ、プール、エアロビのジムなどを完備したスパも建設されます。この施設は収益を上げる事ができますし、その収益は、地域の美しさを保つために使われます。
このソルトタワーは、太陽熱パネルを使い、自然に空気の流れを作るようなシステムを採用し、可能な限り独立し地球に優しい建物に仕上がる予定です。建物の95％は南向きで、海や古い街並みを楽しむ事ができます。
抜粋: Archdaily
