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「なんちゃってエコ商品」は意外と多い?

by admin

産業革命以降、平均気温は世界中で上昇の一途をたどり不安定な気候パターンや氷山の溶解などにその影響が見て取れます。地球温暖化として知られるこの現象は二酸化炭素・メタンガスなどの生成が引き金となっているのです。近年では消費者間での認識も高まってきており、それを受けて各種メーカーでは「グリーンプロダクト」と銘打った製品を発売していますが、それがひいては「なんちゃってエコ商品」の乱立につながってきてしまっています。この「なんちゃってエコ商品」とは環境にやさしいと謳っておきながら実際には何の効果も果たしていない見掛け倒しの商品の事を指します。ここではそのようななんちゃってエコ商品のトップ10を発表していきます。

ボトルウォーター

まずは数字を見てみましょう・・・2006年には全米だけで2550億本ものプラスチックウォーターボトルが販売されました。1700万バレル相当のオイルがプラスチックボトルの製造に使われ、2500万トンの二酸化炭素が放出されたことになります。1リットルのボトルウォーターを作るのに3リットルの水が使われており、同じ量の水道水はボトルウォーターのわずか2000分の一の値段です。

さて、この事実をふまえると到底ボトルウォーターがエコフレンドリーであるとは言えない事が分かるでしょう。多くのメーカーはプラスチック含有量の少ないプラスチックボトルを使用したり、生産過程に再生利用可能なエネルギーを使用することで対策を打とうとしていますが、ボトルウォーターは必要以上に贅沢なものでプラス効果以上に環境に害を与えることが多いというのが事実です。

生物燃料

生物燃料は従来の化石燃料に取って代わる未来の燃料として期待されています。価格も安く大気汚染も従来の燃料に比べて少ないと言われていますが、それを鵜呑みにすることなくこの生物燃料がエコシステムに及ぼす影響を考慮してみる必要があります。まず、生物燃料の精製には莫大な量のフルーツ・野菜が必要です。現状では一般のフルーツ・野菜の生産量は食用と燃料用をどちらも満たすほど豊富だというわけではありません。したがって森林破壊や、古くからその土地に住む人々を追い出したりして野菜栽培のスペースを確保する必要に迫られる可能性もあります。その他の可能性としては農家が買い取り値段の高い燃料用として大半の野菜を売ることによって、食用としての野菜の値段が上昇する可能性も出てきます。ですから、一部では慢性食糧不足にあえぐなかで燃料用に野菜を使うのは果たしてモラル的に間違っていないだろうか、という点を良く考える必要があります。

紙製食器

一昔前までは紙食器といえば貧しさの象徴でしたが、最近ではプラスチックの環境への悪影響をふまえて消費者の間で紙食器の人気が再燃しています。しかしながら紙食器は大抵は洗うことができないため再利用が難しく、またリサイクルもできない場合も大半です。したがって一般ゴミとして埋め立て場行きとなるケースが多く、リサイクル可能な紙を使用する際もそのコストが消費者に跳ね返ってくることになります。また紙食器の人気によって多くの木が伐採されていることも忘れてはなりません。

一般家庭製品

一般家庭製品のメーカー各社は生物分解性などエコフレンドリーさを強調する商品を販売しています。しかし厳密に見ると各社の説明では有害物質を「直接的には」発生したり含んだりしないという程度のものがほとんどです。同様に生物分解性という言葉も自然の力で最終的に分解することができるという幅広い定義に収まっています。つまり、分解にかかる時間については知らぬ振りを決め込んでいるのです(プラスチックでも何100万年かければ分解されます)。

石炭

クリーン石炭エネルギーというのを考える前に、石炭エネルギーにまつわる事実を見てみましょう。1トンの石炭の燃焼はおよそ590キログラムの有害ガスを発生させ、エネルギー効率も35%と低く残りの65%のエネルギーが無駄使いされて大気中に有毒ガスを拡散していることになります。

クリーン石炭エネルギーという表現はアメリカクリーン石炭電力協議会(ACCCE)によってつくられました。この団体は石炭採掘と関連会社の代表機関で、クリーン石炭技術の定義として「1990年のクリーンエアーアクト改善版施行以前には適用されていなかった技術で、石炭燃焼に伴う汚染物質の発生を減少させる技術」を指し、このような基準が定められていなかった時に比べて少しでも向上していればそれがクリーン石炭技術と認められるわけです。また1990年のクリーンエアーアクト改善版自体も、すす(最も目に見えやすい汚染物質)・硫黄酸とニトロ酸(酸性雨の原因)にばかり焦点をあてる一方で地球温暖ガスの原因である二酸化炭素については全く触れられていません。

ソフトドリンク

多くの清涼飲料メーカーはエコフレンドリー技術の採用を宣伝し、雨水の採種再利用や水のリサイクル使用またはプラスチックボトル製造の過程で有害物質を出さない工夫などがその一例です。しかし例えば2リットルのソフトドリンクを作るのに5リットルもの水が必要とされる事実についてはあまり触れられていません。地球上では全体の水のわずか3%が天然水ですが、氷山などが大半ですから飲み水として使えるのはそのうち0,8%に過ぎません。そう考えるとソフトドリンクを作るのにこれほどの量の水を使うのは果たしてエコフレンドリーだと言えるのでしょうか。2008年にはコカコーラと関連会社は930億ガロンの水を使用しましたが、これは小規模の国家一年分の水の必要量以上に値します。このようなことが継続すれば水資源の枯渇を早め、灌漑施設にも影響を及ぼすことになります。それ以外にもペットボトルに使用されている化学薬品が飲み物内に溶け出して、人体や環境に悪影響を及ぼすことにもなりかねません。

航空業界

航空会社の多くは航空輸送に伴う環境汚染の問題に対して解決を見出したとしています。例えばイギリス航空は生物燃料を飛行機用燃料として使用する術を発見したと発表しましたが、すでに見たように生物燃料を実用化するのは非現実的でイギリス航空用に生物燃料を確保するにはイギリス全土の半分のスペース分の穀物が必要となります。もうひとつの航空会社イージージェットは同社の飛行機の排出する有害ガスはハイブリッドカー並みの低さであると主張しますが、こちらも確固たる計算に基づいた照明はなされていません。

おもちゃ

毎年およそ1300万個のおもちゃがゴミ処理場に捨てられ、そのほとんどがプラスチック製ですから生物分解性はありません。メーカーは紙のパッケージの使用・リサイクル素材の利用やパッケージにリサイクルロゴをつけたりすることで何とかエコフレンドリーをアピールしようとしていますが、おもちゃ自体に鉛や水銀、ヒ素などの有害物質が含まれていることがあるということには触れていません。

肉製品

スーパーマーケットで肉製品を買う時には自然・健全・プレミアムなどという品質表示がされているのに気付くでしょう。しかし、これを確認する手段というのはあるのでしょうか?確かになかには表示されている通りの品質のものがありますが、大半は専門特殊ファームでたくさん買われている家畜動物が卸先の要求に満たすように精肉されているケースがほとんどです。そこでは農家が抗生物質を頻繁に用いて家畜の病気を予防したり、成長を早めるためにホルモン剤の投与もされていることがあります。

漂白洗剤

漂白洗濯洗剤は人体や周辺環境に有害な化学物質を多く含んでいます。例えばリン酸塩はアオコの発生に寄与しますし、その他の化学成分の中には周囲の土を腐食させるものもあります。そこで多くのメーカーは新しいフォーミュラを開発し使用する水が少なくて済んだり、リサイクル素材でできたボトルやパッケージを採用していると宣伝しています。しかしそのことと漂白洗剤に有害成分があることとは別物ですし、漂白剤のボトルは大抵プラスチックボトルですから生物分解性はないのも事実です。

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