われわれの住む地球はいつも生命体に必要なものを全て与えてきてくれました。しかしこのことが将来にも続くようにするには、われわれ人間が環境に対して責任を持ってケアをしていかなければなりません。さて、人間の活動量の増加に伴いカーボンフットプリントも増加の一途をたどっています。このカーボンフットプリントとは人間一人が一日あたり排出する地球温暖化ガスの量のことです。誰でも多かれ少なかれ二酸化炭素を色々な形で排出しているため、しっかりとこの排出量をモニター検視することが環境保全に大きな役割を果たすことになります。近年は個人レベルでも環境に対する意識が高まっており人間の手による環境への悪影響を少しでも減らそうとたくさんの工夫がなされています。
一人ひとりが環境に対する取り組みをするのにはお金はそれほどかかりません。シンプルで効果的な方法を実践することで資源を守りカーボンフットプリントを減少させることが出来るのです。
オーガニックのローカル製品を買う
オーガニック製の商品を該当する値段で買うよう心がけましょう。もし食物が地元でエコフレンドリーに生産消費されたなら、一般市場に出るときのように長距離を移動することもありません。コーヒーの例をみるとこの距離が大変長く、したがってカーボンフットプリントも大量に排出されることになります。可能な限り、地元の季節野菜を出すレストランで食事をするよう心がけるようにするといいでしょう。何よりもヘルシーですし、農薬の使用も少ない場合が多くおいしくて新鮮な食物が楽しめます。
ボトルウォーターは避ける
ボトルウォーターの生産過程では、大抵はボトルは一箇所で作られそれを各地に運搬することになるのでカーボンフットプリントが多く排出されることになります。ですから携帯用のボトルに家の水を入れてを持ち歩くだけでも大分違います。最近ではレストランなどでは高機能フィルターで飲料水が浄化されていることが多いので、そこで自分のボトルに水を入れてもらうよう頼むのもいいアイデアです。
パッケージに気をつける
買い物に行く際には包装をシンプルにするお店をひいきにしましょう。ビニール袋も要らないように「マイバッグ」を持つようにすると良いでしょう。こうすることで不要なゴミを減らすだけでなく、最近のエコバッグは見た目にもおしゃれなものがたくさん用意されています。
その土地に合った植物を植える
庭に植えるのにはその土地に合った植物を選ぶことで、慣れた環境においてよく育つだけでなく有害ガスの排出も削減させることが出来ます。ところが起源の異なるエキゾチックな植物などは一緒に植えられている他の植物の成長を妨げることにもなりかねません。また、長距離の運搬をされることで多くのカーボンフットプリントを出すことにもなりますが、一方でその土地で育った植物は当然そのようなことはありません。
電源をこまめに切る
使っていない電化製品のプラグは抜いておくこと。携帯電話・ノートパソコン・テレビに音楽機器などの電気機器は使用していなくても待機状態で電気を微量ですが使用しています。長期間家を留守にするときは温水タンクを「休暇モード」にするか完全に切ってから出かけましょう。電気の節約になるだけでなくショートして火事などを起こす心配もありません。
リサーチをする
買い物好きの人は特に事前リサーチをして自分が買おうとしているものがどのようにして作られているのかを理解し、カーボンフットプリントをどの程度排出しているのかを知るだけでも賢い消費者として環境問題改善に貢献することができます。
家族と過ごす時間を多くとる
家族で集まることは楽しい時間を過ごして温暖化ガスを少なく抑える一番の方法です。多人数用に料理やおもてなしをする方が安上がりなうえ、ガスや電気の使用も抑えられます。
移動は目的地へ直行
長距離を移動する際はなるべく目的地へ直行するようにしましょう。これによって移動自体も楽になりますし、カーボンフットプリントも削減できます。一度の旅行でするべきことは全部終わらせるようにすれば何度も移動して不要なカーボンフットプリントの排出を防ぐことが出来ます。同じ目的地へ向かう友達同士を車に乗せ合ったり工夫すれば、ガソリン代の節約だけでなく環境にやさしい効果にもなります。
昔の車を乗り続ける
ガソリン代の高騰を受けてハイブリッドカーや電気自動車の購入を考える人も多いでしょうが、ハイブリッドカーでもカーボンフットプリントは多く排出するので古い車もすぐ捨ててしまわないで取っておくことをお勧めします。エコフレンドリーなエンジンに積み替えたり、エコ燃料を使うようにして古い車を乗り続けるように頑張ってみましょう。
ゴミ削減・再使用・リサイクル
Reduce・Reuse・Recycleの頭を取って3Rと呼ばれ、カーボンフットプリントを削減するには最適のアプローチです。モノを買いすぎずに出来る限り再利用し、もしリサイクルできるようならそのようにして廃棄処分するよう心がけましょう。基本的にリサイクルできるものとそうでないものとに分別し、ゴミ処理を簡潔化してよりオーガナイズされた形で取り扱うことができます。