コロラド州立大学の調査者たちは、太陽光発電の充電器を兼ね備えた自然の服を作るために、一生懸命取り組んできました。すでに市場には、太陽光発電を使ったアウトドア用のアパレル製品が出回っていますが、ソーラーパネルが多すぎて洗濯が難しかったり、着心地がよくありません。このリサーチチームは、 綿やリネンといった、耐久性があって着心地がよく、紫外線加工をした自然の繊維を使ってそういったアパレル製品を作っています。
このプロジェクトは、それほど多くのソーラーパネルをつけずに、天然繊維を太陽光と一緒にすることで、他の製品と一線を画しています。特に、人間の健康だけでなく、地球を脅かす公害を減らすということを目標としています。この服は、暖かさがあること、紫外線からのカバー力があること、そして着心地がいいこと、という、アウトドアの愛好家達が好んで着る、従来の石油系繊維の服を元に、アウトドア向けに、綿やリネンといった天然繊維を作るために、最新のリサーチと技術を導入します。
チームはまた、適切な布と、天然繊維を適切に織ることで、紫外線からのカバー力がとても大きくなることを発見。それ以外にも、この服は、ビルトインされたソーラーパネルで、MP3やタブレット、コンピューター、ラップトップやスマートフォンといった電気製品の電力を、太陽光から供給します。そうすることで、アルカリ電池の使用が減るのです。
このプロジェクトは、太陽の光をさんさんと浴びているときに抜群の性能を発揮し、着心地がよく、洗濯も簡単ということで、環境問題に関心の高いアウトドア愛好家達のニーズに確実に応えることでしょう。また、調査者たちは、このデザインが、道路工事に携わる労働者たちの服にも活用できないかと考えています。
Via: Newscolostate
