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グリーンピースが敵視するのはツイッター・マイクロソフト・アップル、そしてアマゾン

「グリーンピースがエコ推進に遅れている世界大手企業を指摘した」といっても一般の反応は「どうでもいいよ」または「名前を挙げられた会社は気の毒に」といったところでしょう。テクノロジー関連会社大手の各社はエコ化へ向かう環境は整っていると見るのが普通ですし、データセンターやオフィスは再生エネルギーの使用を推奨していることも推測できます。にもかかわらず、必要の無い圧力をかけたりどのようなビジネススタイルを実行すべきか、どこにお金を使うべきかなどを口出しするのは他人のすべき領域ではありません。

しかし、その一方でもし大企業がエコフレンドリーの動きを示さない場合には規模の小さいその他の企業に対して環境保全の実践を期待するのは難しくなります。グリーンピースは最新のレポート「How Clean Is Your Cloud?」でアップルやアマゾンがいかに再生利用可能エネルギーへの移行に時間がかかっているかを指摘しています。また、マイクロソフトやツイッターなどの大企業が自社データセンターなどの施設での電力消費量や排ガス放出量について明確に示していない点についても疑問を投げかけています。

対象各社はそれぞれに対応を示しており、謝罪や言い訳に終始したり無視を決め込むことも無かったのは救いです。アップルは近い将来ノースカロライナセンターの60%分の電力は再生可能エネルギーでまかない、新設されるオレゴンセンターは100%の数字を約束しています。ツイッターやマイクロソフトも効率アップへの努力を約束していますが、アマゾンに至ってはグリーンピースが持ち出したデータそのものへの信憑性に疑問を投げかけています。世界各国の大手企業各社が環境にやさしい再生利用可能エネルギーへの移行を実現させているのは確かな事実で、それを踏まえるとグリーンピースは少しやりすぎなところが目立ちます。

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