ecofriend.com

ハーバード大パブリックヘルス研究室が大気汚染と病気・糖尿病との関連を指摘

ハーバード一般健康学校の行った最新の研究によると、一般的に信じられている通り大気汚染に長期間さらされるほど健康に害が及ぼされ、各種心臓血管系・呼吸器官系の障害や糖尿病に繋がることが確認されました。研究自体は目新しい発見を提示しているわけではありませんが、長期間にわたって大気汚染の実際の影響を観察したというのは初めてのケースです。つまり短期間でのデータに基づくものではなく長期間での実際の数値を出すことが出来たのです。

研究者はPM2・5濃度を地域別に監視し、各地域ごとにカテゴリー分けをしました。PM2・5濃度とは直径2・5ミクロン以下の物質で肺を通して長期間人体に吸収することで健康状態に悪影響を及ぼすものを計量するのに用いられます。研究チームはPM2・5濃度が10µg/m3ごと増加すると、同一エリア内の入院患者の割合は各種心臓血管系は3.12%、糖尿病は6.33%、また心臓発作は3.49%の上昇を記録しました。

これらの収集データは厳しく再検査などを通りましたが、その結果もやはり長期間にわたって大気汚染にさらされることによって、量の大小に関わらず重大な健康被害を及ぼすことがあると示しています。実際に測量した数値データを用いることで、この研究結果が排ガス規制の新しいガイドラインを実施するよう要請する際に大変有効になることは間違いありません。

Today's Top Articles:

Scroll to Top