今日、世界中の研究者や芸術家、デザイナーは、太陽エネルギーを最大限に使用するためにあらゆる努力をしています。これは地球の天然資源に対する依存性と消費量を減少させるためだけではなく、環境を保護し生命を維持することも目的としています。Gionata Gatto 氏とマイク・トンプソン氏は、太陽エネルギーを使用して環境光を作り、美しく輝く自給自足式の照明ユニットとして、屋外灯の「トレース」シリーズを発表しました。
この屋外灯のシリーズは、デザイナーが昨年探究した「トラップ・ライト」を再度テーマとしたものですが、今回は完全に異なる材料や探究、設計がコンセプトになっています。今回はポリウレタンゴムの材料が使用され、アンビアント・ライトによる放射線形のランプ設計になっています。
手細工の発光スキンは、廃熱を光に変換するためにポリウレタンゴムによってアマルガムにするために開発されました。暗くなった部屋では、発光色素が吸収した日光を再利用した光をランプが発します。ランプは美しい光を放ち、約30分間充電すると7時間は強い光を放ちます。小さいサイズのランプ「トレースS」は、電気と太陽電池の組合せによって光りを発生します。一方、大きなサイズのランプ「トレースM」は、完全に太陽エネルギーで輝きます。これに加えて、ランプの表面積が大きいので、発光色素をうまく処理しています。
太陽が放射する自然な力を得ることで、トレースMシリーズのランプは、日光から強い環境光を製造して、電気の使用を回避します。最近これらの魅力的なランプは、鑑賞するのに最適な場所に展示されています。
Via: Designboom
