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その名はフォルクスワーゲン・E-バグスター・カブリオレ~北京モーターショーで明らかにされた新型電気自動車の全貌

近年のオイル資源減少に基づく原油価格高騰に伴い、自動車産業や消費者は新しいカタチの自動車に目が向き始めており、電気自動車などは特に近未来における自動車の主流になるという見方が強まっています。消費者サイドも、静かで環境にやさしい電気自動車に対しては多少エキストラのお金は払っても惜しくないという風潮のようです。そのようななか、乗り越えるべき問題点としては電気自動車そのものが身近なものとして消費者にとらえられるかどうかということがありますが、それもヨーロッパやアメリカにおいては急速に改善されつつあります。

ですから、フォルクスワーゲンが北京モーターショーにおいて新型E-バグスター・カブリオレを発表したのは自然の流れでしょう。電気自動車版ビートルとも言えるこの製品が電気自動車の最新形を示すモデルである一方、フォルクスワーゲンがこの車にかける意気込みがあまり伝わってこないとする声も多くあります。電気自動車購入者の数を増やそうとする目的にしては値段設定があまりにも高すぎるのに加えて、バッテリーパックが後部座席分のスペースを占領してしまうため、どうしても2シーターのデザインにせざるを得なかった点も値段の割りにあわないというのがその理由です。

このE-バグスター・カブリオレは最高時速112マイルを誇り、強化ブレーキシステムにより操作性・安全面が高められています。フォルクスワーゲンは一般大量生産型のビートル・カブリオレをロサンゼルスでこの11月に発表しますが、どのような仕様になっているかはこの電気自動車バージョンを見ることで有る程度予測が付きそうです。あとは今年中の電気自動車型ビートルの一般販売を待つばかり、といったところでしょうか。

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