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オーストリア現代住宅の魅力的な緑のマント

‘人工芝’というと、あなたはホッケーを思い起こすかもしれません。室内でフィールドホッケーの練習などしない限り、自宅内に人工芝をつくるなんて、考えも及ばないことでしょう。しかし、オーストリアのフローンライテンでは、このスポーツ施設の人工芝が、全く新しい方法で素敵な心地よいスタイルの家に使われています。新たに設計された建物は、グリーンの毛布、つまり人工芝に完全に包まれたような形になっています。建築家のウェルクバイヤー・オルティスのアイディアは、家が環境の一部分であると確認する試みです。

Green Facade House in Austria

 緑の家は緑の表面を採用し、視覚的に緑の草原に囲まれ、周囲の環境と自然の延長線に一体化しています。緑の真ん中で立って家を眺めると、自然の一部分として家は調和しています。しかし内部に入ると、スタイリッシュなインテリア、そして人間工学に基づいた自然な色調と家具や壁の陰影も調整され、他のミニマムモダンな家と比べてもまったく遜色がありません。

 私たちは、人工芝がどのように家の温度調節に役立つのかはわかりませんが、上手に断熱、防音し、暖房、冷房システム上の消費電力を抑えることができると考えています。しかしその家は単に人工芝の覆いをかぶった家ではなく、ユニークな見かけとともに、様々な部分が意図的にデザインされ、アレンジを加えられているものの、通常の電力消費に反するデザインではありません。

ドアは、手すりとしても使われていて、地面と水平方向に横に配置され、階段が上下逆にも見えてしまいます。

 このアイディアは、空間的な効果をもたらし、交互に移り変わる次元を行き来しているような気分にさせます。グリーンカバーに囲まれた家が環境にまったく同化している、もしくは独特の空間アレンジメントの中から出てきてそこに建っているような不思議な錯覚をおこさせます。

 ホームディットより引用

 

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