近代的住宅建設にとって、セメントブロックや煉瓦のような建設部材は主要な基礎ブロックです。しかしながら、問題は、どちらの方がより環境に優しいかということです。論理的には、ちょっと考えてみれば、煉瓦の方がより環境に優しいことがわかるでしょう。その理由は、煉瓦は粘土からできているのに対してセメントブロックはセメントからできているからで、セメントは全く環境に優しくありません。したがって、セメントブロックと煉瓦のメリットとデメリットを見極めたうえで、あなたの住まいの建設のための環境に優しい方を選ぶことができます。ここでは、あなたのために、これらの部材から予測できることを議論しています。
セメントブロック
１．断熱の利点。 セメントブロックには信じがたいほどの断熱能力があります。気象条件がどうであろうとも、セメントブロックは不思議なほどうまく機能します。理由は、屋外の気温が部屋の中まで入り込んで来るのを防ぐからです。したがって、セメントブロックからはより大きな断熱効果が得られるでしょう。特に、気温が大きく変動するような極めて厳しい気候条件の中でも、あなたは、自身の集合住宅内の室温をうまく調節できるはずです。
２．保険料での恩恵。あなたがある保険会社の住宅総合保険に加入しようとするとき、保険料率において特別な恩恵を受けることができるでしょう。一般的に、住宅がセメントブロックで建てられていれば、あなたが自分の住まいに対して支払うべき保険料が安くなるのです。
３．査定の際の利点。もしもセメントブロックを用いて家を建てようと思うなら、材料費や人件費が木造枠組みの住宅よりもずっと安くつくので、あなたは多額のお金を節約できるでしょう。
４．シロアリ耐性。 セメントブロック造りの住宅の大きな利点のひとつがシロアリ耐性であり、住まいへのシロアリの侵入からあなたを守ってくれるでしょう。木造住宅よりもはるかに安全です。
５．予想以上に安価である。 コスト面でセメントブロックと煉瓦を比べてみれば、セメントブロックの方が煉瓦よりもずっと安くつきます。煉瓦は、その形状やデザインでは格好よく見えますが、セメントブロックよりもかなり高価であることも事実です。
６．耐火性。 セメントブロックは不燃性材料です。したがって耐火性があります。そのため、あなたの住まいの火災事故を防ぎます。
煉瓦
１．維持費ゼロ。 初期段階では煉瓦造りの家には少し多めのお金を費やさなければなりませんが、しかし、その後の段階では維持費はゼロになるでしょう。一方、セメントブロックでは５年ごとに必要になります。主な利点は、大気や化学物質が、煉瓦の目に見えている表面を傷つけられないことです。したがって、その色や形状を長期にわたって保ち続けます。
２．防音。 一般的に、煉瓦には、どんな気候条件においても際立った断熱能力があります。しかしながら、防音と呼ばれる領域でセメントブロックと比べてみれば、煉瓦の方が凌駕します。もしもハイウェイもしくは空港の近辺にお住まいならば、あなたの住まいの騒音公害は、セメントブロック造りの住宅に住んでいる人々よりもずっと少ないと感じることでしょう。
３．生体適合性。ご存知のように、煉瓦は粘土と火と水で作られます。粘土や水といった材料は全面的に環境に優しく、むしろ生態系にも優しいものです。したがって、あなたの健康にとっても非常に適していると言えます。ひとつ興味深い点が見つかりましたが、それは、煉瓦には全く放射能の兆候が見られないことです。
４．設置の容易さ。 設置手順に関する限りでは、煉瓦の設置はセメントブロックの設置よりもずっと容易です。理由は、セメントブロックの設置には綿密な計算と高度な技能を持つ労働者が必要になるのに対して、煉瓦の設置には通常の技能を持つ労働者しか必要としないからです。一般的に煉瓦の設置はかなり容易にできるもので、周囲を散らかすこともありません。
５．耐久性の高さ。 煉瓦造りの住宅が１００年以上持つのに対して、セメントブロック造りの住宅にはそのような保証は与えられません。地域にある古い建物を見れば、それらの建物が煉瓦でできていることに気付くでしょう。
６．色あせないこと。煉瓦には、その色に独自の特徴があります。その色は時間が経っても決してあせることがなく、それどころか、その美しさを失うことなしに永遠に保たれます。実際、煉瓦の色は、時が経つにつれて、その遺産価値を増します。色が長持ちする特徴の大きな理由は、粘土が高温で焼かれて乾燥されているからです。一番外側の色は、周囲の環境の中で色汚染を生じることがあります。ところが、煉瓦の色はそれを非常にうまく抑えるのです。
７．最高の創造性。 設計という目的にとっては、煉瓦は非常に融通が利き、環境にも優しいものです。それはあなたが、環境に優しい雰囲気に合わせて住まいの全体像を作り上げたり設計したりできることを意味します。したがって、あなたはより良い環境の中で暮らすことができるのです。
そういうわけで、あなたは、どちらの方が生態系にも環境にも優しいかを決めるとともに、あなたのニーズに対してどちらの方がコスト効率が高いかも決めなければなりません。