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Graphiteアパートが建築材料の木材を活性化

by admin

Graphite Apartments 

ロンドンには世界でも最高層の木造建造物が建てられています。9階の高さの木造建が2階から空に向かってそびえたっているのです。3年前に建てられたGraphiteアパートは、直行積層材という加工処理された木材を使用して建てられています。この直行積層材(CLT)を基本部分に用いたアパートは防火対策のために5層まで積層して強くした木材を使用しています。

Graphite Apartments

 一般的には実現しそうにない木材を使用したGraphiteアパートが、ちょっとした注目の的になっています。木材は燃えてしまう可能性があるうえにコンクリートや金属に強度が劣ります。しかし、この29部材の建造物は一般的な木造家屋のようには建てませんでした。約6インチの高密度パネル板を30枚積層した薄い層板は防火が保証されているものです。覆っている石膏板が防火性能をさらに向上させています。

 木製の基礎が大きな荷重を支えられないというのは事実です。それゆえ、Graphiteアパートでは基礎にコンクリートを使用しています。そうして木製ユニットの荷重に耐えることを可能にしているのです。エレベータの柱や階段には2倍の壁が使用されており、層の間には防音や防火対策のための保護がなされています。

 積層のトウヒパネルはオーストリアで製造された後、ロンドンに出荷されて現場でボルト締めされたものです。超大型合板のようなCLT材は、内部壁、屋根、床、階段、エレベータなど全ての場所をカバーしています。

アメリカに本拠地があるInnovative Timber Systems社によると、CLT材は建設の使用に理想的な木材です。同社はアメリカの直行積層材の最前線となることが期待されており、すでにMontana州Whitefishに材料技術スタジオを構えています。オーストリアから木材が供給されるようになってから、Innovative Timber Systems社は普通の一般人が環境に優しい手段を簡単に手に入れて直行積層材を使用し家を建て、アメリカで同様の製品を生産できるようになることを目指しています。

 木材はエコに優しいといわれていますが、自国でのCLT材生産を目指すTimber Systems社は、松食い虫が群がる松の木を使ってその駆除に乗り出していますが、北米ではいまのところ放置されています。

出典: Nytimes

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