私たちのほとんどが大きな広いスペースに住みたいと思っています。そして小さな家、特に小さな部屋で暮らすのは簡単なことではありません。ひとと一緒に住む場合にはいっそう大変になります。大変なことではありますが、限られたスペースでも健康な生活を送り、維持していくことは十分に可能で、有益でもあります。狭い空間での生活では、取っておくものと手放さなければならないものを選ばざるを得ないこともあります。一見大変なことのようですが、多くの恩恵があり、結果的により環境に優しい生活をもたらします。また、限られたスペースでより楽しく、より環境に優しい生活を手に入れることにもつながります。
実際、どのように小さな部屋がどのようにあなたの生活を環境に優しいものへと導くのでしょうか?
1.照明が減らせます
すぐには気づかないかもしれませんが、環境に優しい生活の大きな要因の一つは、部屋のサイズそのものなのです。部屋が小さければ小さいほど、必要な照明は少なくなります。照明の数が少なければ環境への影響も少なくなります。また長期にわたり電気消費量も減らすことができます。
2.冷暖房が減らせます
生活スペースが狭いということは、つまり冬の暖房や夏の冷房が少なくてすむということであり、環境への負担が減って電気使用量やその料金も減らすことができます。
3.減らすことが多くのことにつながります
部屋には必要不可欠なものしか置けないというのが、小さな部屋で暮らすデメリットでもあり、またメリットでもあります。一見いいことには見えないかもしれませんが、この暮らしでは、自分が本当に大切なものだけを選ばざるを得なくなり、高価な木の家具などをやめて、自然由来のものを求めるようになります。例えば、木を使った家具を買うのを減らせば、原料となる木の伐採が減ります。環境に負担をかける原料の消費を減らすことは、直接環境に優しい生活に貢献することになるのです。
4.環境への負担を減らす方法
ここ10年ほどの間に、ソーラーパネルは世界中の家やオフィスに取り入れられ、電気供給の一部を担うようになりました。これにより地球の天然資源に大きな負担を与えてきた、電気への依存を減らしています。大抵の家において必要な電気をすべてまかなうには、ソーラーパネルは不十分ですが、小さな部屋では必要な電気の量も通常の部屋に比べてずいぶん少ないのです。こうした代替技術による電力供給により、環境への負担を減らすことができます。
5.環境により優しい活動
小さな部屋に古新聞やがらくたを積んでおくことはできないので、毎日部屋を片付けるようになり、不要なものを部屋に溜め込むことがなくなるでしょう。また小さな部屋では、生産性や社交性を損なうようなものを買ったりとっておいたりする場所がありません。こうしたものを排除することにより、社会活動により多くの時間を使うようになり、環境を疲弊させるような活動をしないようになるでしょう。
6.「必要は発明の母」
この言葉が示す通り、多くの発明、何かに対して有効なやり方は、より賢明なやり方が必要とされる状況から生まれました。私たちが狭いスペースで暮らすとき、そのスペースに何が必要なのかを、別な角度から考えるようになります。狭いスペースを使い、維持していくことは簡単なことですし、光熱費の大幅なカットにもつながります。環境に優しい暮らしでは、プラスチックや他の消耗品のリサイクルを促進し、エネルギー効率のよい器機や電気製品を選ぶようになり、結果的に人にも環境にも多くの利益をもたらします。
最後に
狭いスペースでクラスということは、見た目より遥かに簡単なことであり、また必ずしも窮屈なものではありません。楽しく、必要なものが全て揃った部屋を作るために必要なことを知り、創造性を少し働かせるだけでエネルギー消費レベルや生活費をカットすることができるだけでなく、環境にも役立つことができます。ゆくゆくは、小さな部屋にすむということが環境に優しいライフスタイルのキーポイントとなるでしょう。