一般家庭においてもより太陽電池を身近に感じてもらおうと、アメリカ政府エネルギー省は５百万ドルを投資して一日で簡単に設置が出来る「プラグイン式」太陽発電システムの開発に本格着手しました。現段階では一般消費者は価格の高さと設置の面倒さとで太陽電池システムの購入には前向きではありませんが、エネルギー省は太陽電池システムのデザインと取り付け方法に工夫を加えてこの問題の解決を図ろうとしているのです。
エネルギー省によると、この開発によって一般家庭でも太陽電池システムの購入・設置が格段に簡単になり、長期視野でかなりの出費を抑えることが出来ます。今回の動きは世間でのエコフレンドリーに対する意識の上昇に伴い従来の化石燃料からの移行を推進する流れに基づいたものです。「プラグイン式」システムを利用する際には文字通り太陽電池システムをプラグに差し込むだけで、あとは対応機器に自然と電気が流れ込む仕組みになっています。
今回の５百万ドルの投資は５年間にわたって分割で割り当てられ、２つのプロジェクトの完成を目指しています。将来的にエネルギー省は向こう４年間で２千万ドルの追加投資の申請を目標にしています。
なかでもサンショット・イニシアチブ社は太陽電池システムをよりリーズナブルにして他の発電方式にも引けを取らない位置までもっていく努力をしています。
エコ化に力を入れているのはアメリカだけではありません。ドイツをはじめとするヨーロッパ各国も近い将来にエコ化への完全移行へ向け準備を進めています。現在はヨーロッパはアメリカに次ぐエコフレンドリー実施率世界２位の位置につけています最大の問題点は太陽電池パネル自体のコストは下がってもソフトウェアである各種対応機器の値段がいまだに高いことです。アメリカが今回紹介した「プラグイン式」技術の開発に成功すればエコフレンドリーエネルギーにおいては世界第一位の座をより揺ぎないものに出来るでしょう。
