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グラスファイバーを使って無駄遣いされるエネルギーを回収させる方法とは

パーデュー大学の研究グループは最先端のナノテクノロジーを使って無駄にされるエネルギーを回収する技術を発表しました。このプロジェクトによって大規模な省エネが実現するだけでなく、人体や自然環境にも悪影響を及ぼす有害ガスの発生も抑えることが出来ます。

無駄にされるエネルギーの回収に対して、このグループは新開発した「サーモエレクトリック」素材でコーティングしたガラスファイバーを使用しました。この新素材が一方向から熱せられると電子が反対側へと移動し、電子流を作り出します。ガラスファーバー自体はナノクリスタルを含む液体内に漬けられた後、熱せられてクリスタルをブレンドします。

こうしてコーティングされたファイバーは工場における製造ラインのパイプ部や発電工場、または自動車のエンジンに用いられ無駄にされるエネルギーを回収再利用するはたらきをして、同時に熱の放出も抑えられます。そのほかにも、このガラスファイバーは編みこむことによって夏用の洋服としても利用できます。このサーモエレクトリック採用機器は大変フレキシブルで、パイプなど曲がった表面への使用にとても適しています。それに比べて従来の製品では壊れやすくより多くの素材の使用が必要となってしまうのです。

この新しいアプローチは従来の一般サーモエレクトリック素材と同様の機能を持ちますが、使用素材が少なくてすむ点と製作コストの削減を実現し、大量生産向けといえます。また、ZT値で現される効率性においても向上がみられます。

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