ミシュランチャレンジデザインは、デザイナーによって本来の車のコンセプト作品となるプラットフォームとなるものを探す競技会です。2012年のチャレンジは、4人から6人の大人が快適に移動できる未来派軽量ファミリーカーを思い描かせる内容でした。競技会の参加者であるソン・ウェイ氏（Song Wei）のポリ プラス コンセプト（Poly Plus Concept）と呼ばれるデザインに注目が集まりました。
ウェイ氏は、サポート機構がなくても強度が伴うことで知られているシェル型のプラスチック実装からインスピレーションを受けました。彼の4座席のポリ プラス コンセプトは実装方法を進める過程で具体化されており、芸術的な軽さと耐久性があります。
強度比に対して高さのある胴体を作るのに費用がかからないバキューム型のボディを取り入れています。シェル型設計の汎用性のおかげで、ボディは多種多様な形や色にもデザインできます。ボディは航空宇宙産業仕様のポリカーボネート・プラスティックから作られますが、車は炭素繊維で作られたのシャーシ上に設置されることになります。この2つの材料は軽量化へのソリューションとなっており、非常に強く、耐衝突性にも優れています。
今日の車と違い、ポリ プラスのデザイン アプローチは最小主義です。座席やハンドルは車の軽量を維持するために必要でないものではなく、しかし、美的ではないということではなく、むしろ、ポリ プラスはこの基本的な形のおかげで魅力的で、近距離移動のソリューションとしての役割を果たせます。内部に追加されたスペースについては、荷物や他の物を収容するために後部座席を折りたたむことができます。
ポリ プラスでは、車輪を一つの要素として創作するために、複数の材料を導入する制作方法を使用しています。これによりさらに軽量化され、簡単装着方法、つまり、ユーザはタイヤ交換に苦労しないということになります。使用する電動モーターのタイプを表現する言葉はありませんが、車の正面にあるバッテリーパックがポリ プラスの電力となります。
Via: Teosongwei
