自転車は、疑いの余地なく、世界中でますます人気になっている移動手段です。10年か20年くらい前なら、皆さんは自転車のライダー達を、ショートパンツを履いた、健康オタクに関連付けたかもしれません。ですが現在では、皆さんは自転車を、ほとんど誰にでも向いている移動手段だと考えます。日常的に自転車を乗らない人がいるとしたら、その唯一の理由は、ペダルを漕ぐ面倒なのかもしれません。いかなる外部的なアシストがなく、1人の重さを前に押し出すということは、当然のことながら、多くの人々にとっては疲れる経験のように感じます。特に、それを毎日しなければならないと考えればなおさらです。
そこで、eCortinaのような革新的な自転車が登場するのです。すでに世界中に、ライダーがペダルを漕ぐのをアシストする電動の自転車はあります。また、ライダーが全くアシストしなくても前に進む自転車もあります。しかし、Roy Prince氏のデザインによるeCortinaはその両方ができるのです。モーターはライダーのアシストがあってもなくても、自転車を動かすことができます。また、あなたも、モーターのアシストが全くなくても自転車を漕ぐことができます。かつては普通のマウンテンバイクとして使われたこの自転車は電子的に監視されたリチウムポリマーバッテリーが搭載されています。バッテリーは過充電や、バッテリー残量が過剰に少なくならないようにRC充電器によって監視されています。この自転車はまた、シマノ・ネクサスのリアハブがついていて、効率性を高めるために3速のトランスミッションシステムになっています。
性能に関する仕様についてはまだきちんと記録されていませんが、デザイナーは、この自転車は1回の充電で、ライダーが少しペダルを漕ぐ状態で、およそ15マイル(24キロメートル)走行できると推定しています。デザイナは、この走行距離を8マイル(13キロメートル)にまで伸ばすために、あと2つバッテリーを追加する予定です。この自転車はまた、モーターで走行するようにするだけで、時速45マイル(時速72キロ)という驚異のトップスピードを出すことができます。重量は60ポンド(27キログラム)で、自転車としては比較的重い部類ですが、設計者は自身の作品が自転車だとすら思っていないので、設計者にとっては取るに足らないことのようです。彼はこれを、自身の言葉を引用するなら、“人力のアシストがついた、モーターバイク”だと考えているのです。この自転車の正確な仕様については、ここにあります。
Via Gizmag