私たちは、自動車を輸送の手段として知っており、また使ってもいますが、Charlie Ngehiemのルノー4レクトリックコンセプトは、それとは違う何かを目指しています。彼によって作り出されたルノー４コンセプトは、ここ何年も自動車がずっとしてきたこと以上のことをするのです。その同類の車のような、単なる交通手段ではなく、このルノー4レクトリックコンセプトはコミュニティーに電気を供給することによって、地域全体を維持することができるのです。 このコンセプトは、ルノー・フォーエバー・コンペのため、Designboomによって選考された50のエントリーのうちの１つです。
この設計者の目的は、控えめなこの車を使うことで、“経済の循環”を作り出すこと。となると、結局のところ、それほど控えめではありませんが、この車はコミュニティーの人々全体のために電気を作る一方で、その車に使う電気を作るために太陽光発電を利用します。その目的とは、自立し、機能的、かつ、オーナーの全てのニーズに応える環境に配慮した車を作ることなのです。
4レクトリックは、車の主動力として作用する2つのバッテリーを備えています。窓と屋根に取り付けられているソーラーフィルムは、太陽の光から電気を生成してバッテリーをサポートします。それ以外に、この車には数多くの温度センサーもついています。 2つのバッテリーを装備している理由は、1つが車の動力になっている間、網1つはエネルギーを蓄積するため。なので、ユーザーが充電ステーションに車の充電に行くとき、2つのバッテリーのうち1つは使われていない時に既にエネルギーを貯めているので、1つのバッテリーだけ充電すればいいのです。
バッテリーはまた、家でも充電することができます。双方向の回路で、バッテリーが家庭用の目的のために使うことができるようになっています。 時間がかからずに車は受動的です。駐車されているときでも、車は常に自身のエネルギーを作っているのでアクティブなのです。2つ目のバッテリーは1つの違いを除いては、他のバッテリーと同じように機能します。集団的な消費のためにデザインされているので、それは蓄積された電気を蓄電センターに転送するのに役立ちます。こうすることで、車は、電気の入手が限られている遠隔地でも、非常に役に立つことができるのです。
Via: Designboom
